今回は今シーズン限りの引退を表明したトニ・クロース選手について書いていきます。
1回では書ききれない為、3回に分けていきます。
2回目はバイエルン~レアルマドリード(2012~2018)時代です。
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①輝きを放つもクラブとの関係悪化
恩師の就任により輝きを取り戻したクロースは2012-2013シーズンにハビ・マルティネスという良き相棒の存在もあり、見事3冠を達成。クロース選手自身は怪我によりDFBポカール、チャンピオンズリーグ決勝を怪我で出場出来ない悔しさを味わうも、全体として素晴らしいパフォーマンスを見せます。
そして翌年にはバルセロナで一時代を築いたグアルディオラ監督が就任。クロース選手は昨シーズンから見受けられたボランチ起用に本格的に取り組み巧みに攻撃陣をリード。監督が推し進めるポゼッションスタイルに見事適応していきます。
しかし契約延長においての給与面でクラブとの関係が悪化。シーズンが進むにつれて徐々に移籍の噂が聞こえるようになります。
そして2014年6月に「白い巨人」レアルマドリードに移籍。初出場となったセビージャ戦ではあいさつ代わりに両チーム通じてトップとなるパス成功率96%を記録する等順調なスタートを切ることになりました。
その後もアンチェロッティ監督の下レギュラーとして中盤に君臨。入れ替わるようにバイエルンに移籍したシャビ・アロンソの存在感をかき消すような活躍を見せ、2015-2016シーズンにはチャンピオンズリーグ優勝に貢献し二つのクラブで優勝を経験した初のドイツ人プレーヤーに。
その後カゼミーロの台頭がありポジションをインサイドハーフに上げることになるもモドリッチと極上のハーモニーを奏でチームに不可欠な存在になり、チャンピオンズリーグ3連覇の立役者となります。
③中心選手としてW杯制覇に大きく貢献
ドイツ代表では2012年以降バイエルンで中心選手として活躍していたのもあり、トップ下やインサイドハーフとして全7試合に出場。準決勝のブラジル戦では前半のうちに2ゴールを挙げ大勝(ミネイロンの惨劇)し立役者に。そして大会全体でも4アシストを記録し中心選手としてW杯制覇に大きく貢献します。
続くユーロ2016でもレギュラーとしてプレー。苦手であったイタリア代表にはPK戦の末勝利するものの、準決勝のフランス戦でグリーズマンの2発に沈みベスト4に終わります。
そして連覇を狙った2018年W杯では初戦のメキシコ戦でまさかの敗北。スウェーデン戦でも後半ロスタイムまで同点のまま続き引き分けが濃厚かと思われましたが、終了直前に得たフリーキックを自ら決め突破に望みを繋ぎます。
しかし3戦目の韓国戦で得点を挙げられず終了間際に2点を叩き込まれ1勝2敗で敗退。前回大会のスペイン、2010年のイタリアと同様前回大会優勝国がグループリーグ敗退を喫するという番狂わせの当事者となってしまいました。
では
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