今回はパリSG移籍が決まったリオネル・メッシ選手について書いていきます。
今回は改訂版です。プレースタイルの成長や役割の違いを中心に書いていきます。
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①お互いの野心が一致
サッカー界で最も悲しい別れの一つから1週間もたたないうちに決定したこの報道は夢が大きく膨らむ物でした。
「メッシ、パリサンジェルマン移籍決定。」バルセロナ退団時にも有力となった候補ではありましたが実現すると余計に心が踊ります。正に「ゲームの世界」の布陣です。
背番号は「30」、年俸は約45億円とも伝えられています。
決め手になったのはやはり「悲願のチャンピオンズリーグ優勝」であり、大型補強を続けながらも頂点に立てなかったパリSG側（最高順位は2019-2020シーズンの準優勝）と、もう一度ビッグイアーを挙げたいメッシ選手側、お互いの野心が一致した形となりました。
また以前から再会を望んでいたネイマール、そして何かと因縁のあるイカルディ、代表で好連携を見せているディ・マリア、過去何度もバチバチやり合ったセルヒオ・ラモス、そして移籍報道はあるものの残留すれば異次元のコンビネーションを見せてくれるであろうエンバぺ。数多くのスター選手との共演も楽しみな所です。
②グレーな移籍劇
ただこの移籍劇にはややグレーな所が見え隠れしています。
まず指摘されているのはUEFAのファイナンシャル・フェアプレー規則（以後FFPと表記）です。パリはかねてからメッシ獲得を熱望しており、彼の移籍先の有力候補になっていました。しかしFFPが足かせとなって獲得には二の足を踏んでいました。
そんな中コロナ禍の不況でUEFAがFFPに対する柔軟な対応を見せ始めたことで状況は変化。また昨シーズン激震が走った「欧州スーパーリーグ構想」でパリが不参加側であったことで、対スーパーリーグの「旗頭」として台頭。
さらに「サッカー界のスーパースター」メッシ選手獲得で株を上げたとも言え（クリスティアーノ・ロナウドを要しているユベントスはスーパーリーグ側）、今後の立ち振る舞いにおいても有利な交渉材料を手に入れたとも言えます。
かなりきな臭い話ではありますが、今後サッカーの何でもありのマネーゲーム化がより加速するきっかけにもなり得るので、気にはしておきたい話です。
③注目の起用法は
そんな中気になるのはその起用法です。まず考えられるのは4-4-2（4-2-3-1）で、
左肩上がりにしてワイドにベルナト、ディ・マリアを配置し右のハーフスペースで力を発揮させるメッシの力を最大限発揮させようというシステムです。この布陣の場合右サイドバックには守備的なキャラであるケーラーを起用、どうしても得点が欲しい場合にハキミを投入させようという布陣になっています。
そしてウイングバックを使った3-4-3です。
3バックにしてウイングバックが本職のハキミを加えた布陣ですがメッシ選手と好連携を見せているディ・マリアを外さざるを得ません。守備時にはメッシ選手を前残りにさせる5-3-2で守る為、ネイマールの守備負担が増えるのでディ・マリア起用も良いのかも知れません。そして万能型のボランチであるワイナルドゥム起用も欠かせないです。
そして昨シーズンまでの4-3-3です。
がそのまま4-1-4-1の守備にすると、右サイドの守備面に大きな不安があり狙い撃ちにされないか不安です。ネイマール、ワイナルドゥムにサイドの守備を任せた4-4-1-1への可変が必要になってくるでしょう。
以上の予想はあくまで空想の話で、怪我人等の欠場者が出る為様々な布陣が使用されると思います。しかし語りたくなるほど夢のスカッドが揃っており、今後のパリの試合は注目であり楽しみであります。ポチェッティーノ監督がこの陣容をどう組み合わせるのか非常に興味深いです。
パリを新天地に選んだメッシ選手。新クラブでも驚愕のプレーを見せ続けてくれることを期待しています。
では
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