今回は主要欧州リーグの2021~2022シーズン、前半戦振り返りと冬の移籍情報について書いていきたいと思います。
5回目は「パリSG」です。
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基本フォーメーション
①「個」を前面に押し出した戦い方
シーズン前にドンナルンマ、ハキミ、セルヒオ・ラモス、ワイナルドゥム、そしてメッシと各国のスター選手を集め初のチャンピオンリーグ優勝を果たすべく始動したパリですが、選手の起用法に大きく悩まされることになります。
ドンナルンマは正ゴールキーパーナバスとの併用、セルヒオ・ラモスは怪我やコンディション不良の為僅かリーグ戦1試合の出場、そしてワイナルドゥムは途中出場の増加で移籍が囁かれる等(今はレギュラー復帰)、新戦力の運用に苦しんでいます。
そしてメッシはチャンピオンズリーグでは相変わらずの決定力を見せ5得点を挙げるも、リーグ戦では僅か1ゴールと結果を残せていません。
そんな中でポチェッティーノ監督は「個」を前面に押し出した戦い方を選び、チームはリーグアンで圧倒的な強さを見せ首位を独走。そしてチャンピオンズリーグはシティに首位は譲るも2位通過します。
7人で守り3人で守る、かつてのMSNを彷彿とされる3トップ(エンバぺ、ネイマール、メッシ)を生かすサッカーは嵌った時の破壊力は凄まじく、世界トップクラスを言えます。
ポチェッティーノ監督は本来ハイプレスからのショートカウンターを得意としている監督で、目指すサッカーに合わない選手を要して尚、選手を生かす戦い方を選んだその選択は、今の所正しい方向に向かっていると言えます。
②ビルドアップの整備によるボール保持
ただ問題が無いわけではありません。現状行われているサッカーはビルドアップの整備によるボール保持を行い、カウンターのリスクを極限まで抑えるのが不可欠です。しかしビルドアップはお世辞にもスムーズとは言えず個に依存しているのは否めません。
かつてのMSNのバルセロナはカウンター主体と言われながらも、中盤にはブスケッツ、イニエスタ、最終ラインはブラーボ、アウベス、ピケ等。グアルディオラ監督の指導の元ビルドアップの原理原則を知り尽くしている選手が多数在籍していました。その為安定したボール保持を可能とし、試合を上手くコントロール出来ていたと思います。
ただ現状のパリはそのような選手は少なく(敢えて言うならヴェラッティとセルヒオ・ラモスです)、中々安定したボール保持を行えません。
さらにMSN時代よりも確実にハイプレスや守備の組織構築は進化しており、「個」で解決出来る時代はとうに過ぎています。チャンピオンズリーグ優勝を狙う為には少なくともビルドアップの型を増やすことが求められるでしょう。
③バランスを崩壊させる獲得
そして冬の移籍ですが、現状ではあまり必要性は無いかと思われます。やや左サイドバックは気になるものの戦えない程では無く、伸びしろも期待出来る為(特にディアロ)選手の入れ替えは不要だと考えます。
逆に今の状況でビッグネームを獲得してしまうと何とか保っていたバランスを「崩壊」させてしまうことになり兼ねません。特に噂になっているポグバは守備意識の問題で今のシステムでは使いようが無く無用の長物になり兼ねません。
むしろ出場機会に恵まれていない選手の移籍先を探すのが今冬の課題となりそうです。
何とか監督が攻守のバランスを見出し戦力相応の結果を残しているパリ。選手、クラブ役員を含めた大きな「エゴ」をどう自身たちでコントロールしていき、悲願のチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げられるか注目です。
では
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