今回は残りわずかとなった欧州サッカー移籍市場最終盤での注目のクラブについて書いていきます。
毎年賑わいを見せていた移籍市場ですが今年コロナ禍で財政難に喘ぐクラブが多くメッシ、ロナウドという二大巨頭も移籍するという「異常事態」が起こりました。
そんな中でも未だ水面下で動くクラブもあり、その動きが注目されます。
①現在最も注目を浴びているクラブ
他のクラブ同様財政的に苦しくこれまでの補強はアラバ(←バイエルン)のみで、セルヒオ・ラモス(→パリSG)ヴァラン(→マンチェスターユナイテッド)という昨シーズンまでの主力センターバック2人を放出する等、放出ベースで目立った動きを見せていませんでした。
ただここに来て、来シーズンでフリーでの獲得が報じられ沈静化していたエンバぺ移籍が急加速で進んでいると報道されており、現在最も注目を浴びているクラブとなっています。
その理由としてはやはりぺレス会長の存在であると思われます。過去の大型補強やスーパーリーグ構想等、ペレス会長が自分が目立たないと気が済まない性質であることは周知で、現状メッシ移籍で賑わっているパリや大型補強を着々と進めているプレミア方面の動きはさぞ気に食わなかったことでしょう。
ただこれまでは金銭的な余裕が無かったため補強には動けなかったものの、ウーデゴールの移籍で補強予算に目途が立ったことにより本格的に動くことになったと考えられます。予想される移籍金は1億8000万€とも言われておりその動向が気になる所です。
ただ個人的にはセンターバック強化に資金を投入した方がいいかと思いますが、、、マドリーとバルサにはこの概念は通用しませんね、、、。
②見通しの甘さを感じるクラブ戦略
クラブ側からするとロナウドは金銭的に圧迫する独善的なスター選手であると認識していると思われますが、戦力的に考えると相当な痛手であると言わざるを得ません。
特に得点源を誰にするかが問題で、安定感に欠けるモラタ、ディバラ、純粋なストライカーではないクルゼフスキ、キエーザ等現有戦力ではセリエA優勝こそは可能なスカッドであるもののチャンピオンズリーグ上位進出は難しくアッレグリ監督の手腕に懸ける他ありません。
そんな中エバートンのモイーズ・キーン獲得が急浮上。パリSGでリーグ戦13ゴールを挙げ成長を見せたFWですが、ユベントスは2019年にエバートンに完全移籍で売却しておりクラブの見通しの甘さが感じられます。(可能性を少しでも感じていれば放出時にレンタル移籍を進めると思います。)
恐らくアッレグリ監督は上手く起用できるかと思いますが、近年のユベントスのチーム戦略には疑問符が付く所です。
③隙が無く「可愛げのない」チーム
最後はチェルシーです。
今シーズン「最後のピース」としてルカクを獲得し、盤石の体制でシーズンを始めたチェルシーは開幕から好調で、トゥヘル監督の采配も合わせてプレミアリーグ初の4冠も夢では無いスカッドを揃えています。
しかしそれでも満足出来ないのか、ウェストハムに移籍したズマの代役としてセビージャのクンデをピックアップ。直近の試合に帯同しなかったことで移籍が近いとの報道がありました。
現状センターバックはチアゴ・シウバ、クリステンセン、リュディガー、アスピリクエタ(右WBも兼任)チャロバーがいますがバックアップに若干の不安があり、クンデを獲得すればより厚みのあるスカッドを揃えることが出来ます。
そうなれば今シーズンのチェルシーは本当に隙が無く「可愛げのない」チームになりそうです。
今回紹介した3チームの他にも様々な動きが分単位で報道されています。最終日にどんなディールが成立するか本当に楽しみです。
では
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