今回はチェルシーの補強方針について書いていきます。
①才能ある若手選手を大量に獲得
チェルシーの補強が止まりません。
PSR「収益性と持続可能性に関する規則」の関係もあり7月末には1億€分の売却が行われましたが、8月に入ると怒涛の勢いで選手が加入。ヨルゲンセン(ビジャレアル)、ヴェイガ(バーゼル)、ワイリー(アトランタユナイテッド)、ギウ(バルセロナ)に続きウルヴスのペドロ・ネト等才能のある若手選手を大量に獲得。kichitan.hatenablog.com
ネトの6000万€を含め1億8900万€をつぎ込みその後も積極的な動きを見せています。
そのせいでスカッドが40人以上に膨らむ異常事態(GKは何と8人もいます。)が起こりスカッドの整理は不可欠なものの、2022年にチームを買収したトッド・ボーリー氏の共同事業体「BlueCo」の狙いである若手選手中心のスカッドは整いつつあると言えます。
②「現金化」される生え抜き選手
しかし代わりに「現金化」されているのはチームの「将来」を担う生え抜き選手。
昨シーズンのマウントを始め、今シーズンはPSRの影響でマートセン、ホール、ハッチンソンを売却。そして生え抜きの新たなスター、ギャラガーもアトレティコマドリードへの売却が近づいています。
さらに今後も強化を続けるのであれば、またもやPSRの問題が発生することは容易に考えられ、現状放出候補であるチャロバーに加えてリース・ジェームズ、コルウェルも売却候補にならざるを得ない状況。
その各国の若手を乱獲する反面自国選手を軽んじる姿勢は多くの疑問と批判を浴び、正直チームの強化プランが見えにくいです。
③グループ化の野望も
そんな中考えられるにはグループ化の野望。現在共同事業体は2023年にフランスのストラスブールを買収し、昨シーズンはアンジェロをレンタルに送り込み、今シーズンはワイリーを貸し出しています。
トッド・ボーリー氏はかねてからシティやレッドブルと同様グループ化を狙っており、この若手の囲い込みも後々のチェルシーグループを作る為の布石であると考えればある程度は納得出来ます。
ただその動きを余りにも早急に行ってしまっている事と、移籍金が巨額である為PSRの問題が相次いで起こってしまったことは大きく、貴重な生え抜きレギュラー選手を手放す事に。またその売った資金を弱点ポイント(センターフォワード)に使わず枚数が揃っているポジション(ウイングやゴールキーパー)に使う等、正直現在のクラブの動きは積極的を通り越して狂気的と言っても過言ではありません。
果たしてチェルシーは最終的にこれまでのサッカー史を覆す着地点を見せることが出来るのか、それともカオスのまま終わってしまうのか、今度の動向に注目です。
では
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