今回は主要欧州リーグの2020~2021シーズン、前半戦振り返りと冬の移籍情報について書いていきたいと思います。
16回目は「パリSG」です。
過去記事はコチラ↓↓
①チャンピオンズリーグショックの払拭
今シーズンのパリは「チャンピオンズリーグショックの払拭」から始まりました。昨シーズンのトッテナムも同様ですが、チャンピオンズリーグ決勝での敗退は心身共にダメージが大きく(決勝初進出だったのもあったのかもしれません)このショックからの立ち直りは困難だったと思われます。
怪我人、離脱者の続出もあり新シーズンではパッとしないパフォーマンスに終始、チャンピオンズリーグでは後半に盛り返しは見せたもののあわや予選敗退の危機に陥りました。そんな中トゥヘル監督はやや疑問符の付く采配はあったものの何とかチームを立て直し、リーグは上位に留まり、チャンピオンズリーグでは予選通過させました。
②監督交代
しかしさあこれからギアを上げていこうとした時にまさかのトゥヘル監督解任。成績不振や選手との確執も無く、対立していたフロントとの関係悪化が主な理由でしょう。
そして新監督に就任したのは前トッテナムのポチェッティーノ監督。1昨シーズンにトッテナムをチャンピオンズリーグ決勝に導いた実績を持ち、若手育成と戦術に長けた監督です。
しかし気がかりなのはその能力ではなく、監督就任のタイミングと状況です。
・フロント主導の解任劇
・深刻な成績不振によるものでは無い
・表立っての選手との確執は特にない
という条件は昨シーズン、状況をより悪化させてしまったあるチームに似ています。
冬にバルベルデ監督を解任し、セティエン監督を迎えたバルセロナです。最終的にバルサはリーガの優勝を逃し、チャンピオンズリーグでの歴史的大敗を喫してしまいました。
ポチェッティーノ監督がそのような結末を迎えるとは考えにくいですが、良くなりそうなチームを変えてしまうのはリスクが大きく、前監督との比較も相まって厳しい船出が予想されます。しかし先日はスーパーカップで就任初タイトルを獲得、一安心といった所です。
③ビッグネームを「プレゼント」
そんな中冬の移籍市場ではフロントがあるビッグネームを「プレゼント」すると囁かれています。
マンチェスターユナイテッドのポグバ獲得です。同選手はユナイテッドで満足な出番を得られず、代理人が移籍を示唆しておりユベントス始め多くのクラブが関心を持っています。ポチェッティーノ監督自身もチーム再建に必要としていますが、高額な移籍金がネックとなっており金額の折り合いが必要になってくるでしょう。
個人的には中盤から前はタレントが揃っておりポグバ獲得は疑問符が付きますが、前述したチーム状況では監督の色を出すタレントが必要なのかもしれません。
新たな監督を迎え、新体制で後半戦に臨むパリSG。今後が注目されるチームです。
では