ユナイテッドの勢いが止まりません。前年王者はこの波をどこまで止められるか注目です。
ということで先日行われたリヴァプールvsマンチェスターユナイテッドの感想です。
両チームのスタメン
リヴァプール
GK:アリソン
DF:アレクサンダー・アーノルド、ヘンダーソン、ファビーニョ、ロバートソン
MF:シャキリ、チアゴ、ワイナルドゥム
FW:サラー、フィルミーノ、マネ
マンチェスターユナイテッド
GK:デ・ヘア
DF:ワン・ビサカ、リンデロフ、マグワイア、ショー
MF:マクトミネイ、ブルーノ・フェルナンデス、フレッジ、ポグバ
FW:ラッシュフォード、マルシャル
リヴァプール 0-0 マンチェスターユナイテッド
①高い強度
リヴァプールはセンターバックにヘンダーソン、インサイドハーフにシャキリを起用し4-3-3で守っていました。一方ユナイテッドは攻撃時はブルーノがトップ下、4-4-2で守備をしながらのカウンターを狙っていました。
試合はリヴァプールがボールを支配する形になっており、チアゴのゲームメイクと3トップの連動でチャンスを作っていましたがシャキリがややブレーキに。パスを受ける位置やボールを運べる所で消極的な選択肢を選び攻撃を停滞させてしまっていました。
一方ユナイテッドはカウンターを狙うもブルーノがしっかり抑えられマクトミネイ、ポグバがいくら剥がそうとも中々いい形でボールが通りません。ロングボールに頼るも動き出しが早すぎてオフサイドを連発(ラッシュフォード、、、)。ビルドアップも個々がパスコースを塞ぎ過ぎて引っ掛かる場面が多発し、攻撃の型の無さを改めて感じさせます。
両チームが問題を抱えながらも個々の強度が高く、決定機も生まれており非常に面白い前半でした。
②大量得点も有り得た素晴らしい試合
後半も引き続き同じような展開が続きますがリヴァプールはシャキリの役割を整理させプレーを安定させると、サイドでの打開を試みます。対するユナイテッドもカバーニを投入しラッシュフォードを左に配置、アーノルドの裏を突く戦術を採るとお互い殴り合いのようなチャンスの応酬が行われます。
しかしユナイテッドのセンターバック陣とセンターハーフのカバーリング、リヴァプールのアリソンのビッグセーブもありお互いゴールを割らせません。リヴァプールはカーティス・ジョーンズ、オリギを投入するも試合はそのままスコアレスドロー。お互い大量得点も有り得た素晴らしい試合となりました。
③いかに格下への取りこぼしを減らすか
個人ではリヴァプールはアリソンの凄さが改めて分かった試合でした。特に折り返しからのブルーノのシュートは彼しか止められない物であったと思います。
対するユナイテッドはマクトミネイとリンデロフの奮闘が目立ちました。両者ともカバーリング、対人ともにほぼ完璧な出来で上手くチャンスの芽を摘み取っていたと思います。
リヴァプールはホームでドローとやや悔しい結果となりましたが、現状を考えるとユナイテッドの出来を褒めるしかありません。今後も優勝戦線に留まれるチームであると思います。
対するユナイテッドはやはり対強豪になると(ボールを持たれる)と強さを発揮するチームです。さらに個々のコンディションも良さそうなのでトップ争いは今後も面白くなりそうです。あとはいかに格下への取りこぼしを減らすかが課題になってくるので、選手個々のコンディション維持(特にブルーノ)が肝になってくるでしょう。
では