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近本光司(2020年)~監督の我慢采配と逆境を跳ね返す力~【特集】

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今回は2020年阪神タイガーズの近本光司選手について書いていきたいと思います。

 

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出典:スポニチ sponichi annex

今シーズンの成績

120試合 .293   9本 45点  31盗  出塁率.344 OPS.759 四死球37 三振61

 

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①監督の我慢采配と逆境を跳ね返す力

今シーズンは「2年目のジンクス」に立ち向かうシーズンとなりました。実際それは起こり開幕から絶不調に陥り、打率は1割台を彷徨っていました。しかし矢野監督は我慢して使い続け、スタメンから外した際も代打、代走での起用をしていました。

その我慢強さが実を結び、広島戦での同点タイムリーがきっかけとなりみるみる内に復調。8月には出塁率4割に近づく活躍を見せました。

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また東京ドームでの1試合2発を含む対巨人戦6発と勝負強さも見せ、結果的には3割に届かなかったものの打率.293 本塁打9本と昨年を上回る活躍を披露。不振とジンクスという「逆境」を跳ね返す力を見せつけた形になりました。

 

②2年連続盗塁王

さらに昨シーズンと同様に盗塁王を獲得。しかも昨年の成功率.706から.795に大幅アップしたことで長足の進歩を遂げたとも言えます。ただ欲を言えば.850ぐらいは欲しい所で来年は更なる進化を期待しています。

また守備面でも長足の進歩を遂げ、UZR(守備指標)はセンターとして12球団No1の数値を叩き出し、WAR(総合指標)は12球団で柳田選手(ソフトバンク)、坂本選手(巨人)に次ぐ3位に付けています。あくまで数字上の話ですが体感でも彼の貢献度は攻守共に非常に高く感じているので、その通りなのかなとは思います。

肩の弱さが度々取り上げられますが、大きなミスは巨人戦ぐらいで、見ていてそこまで弱肩とは思えないので気にはなりませんでした。 

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③もう少し選べれば文句なし

ただ課題はあります。やはり四球の少なさが気になり、昨シーズンの34→37に増えこそしましたが144試合換算でも50に行かないのはやはり気になる所です。1番を担うなら50は欲しい所で、もう少し選べれば文句なしといった所です。早打ち気味でそのスタイルが崩れると一気に不振になり兼ねないので難しい所ですが、、、。

そして今シーズンを終わって再度思ったのがやはり「3番起用がベストである」ことです。現状1番での切り込み隊長として十分な働きをしており、代わりとなる選手がいないことから今すぐは悪手になりますが、小幡、木浪選手の成長次第で試してみるのも悪くないと思います。

 

逆境を乗り越え一回り力強さが見えた今シーズン。来シーズンも「切り込み隊長」としてフル回転してくれそうです。

 

では