共に上位同士の戦い、アトレティコの堅守をどうソシエダが崩すかがポイントになってきます。
ということで先日行われたレアルソシエダvsアトレティコマドリードの感想です。
両チームのスタメン
レアルソシエダ
GK:レミーロ
DF:ゴロサベル、ル・ノルマン、スベルディア、モンレアル
MF:ポルトゥ、メリーノ、ダビド・シルバ、スビメンディ、バレネチェア
FW:ジョゼ
GK:オブラク
DF:サビッチ、フェリペ、エルモソ
MF:トリッピアー、ジョレンテ、コケ、カラスコ
FW:コレア、スアレス、ルマール
エルモソ(後4)ジョレンテ(後29)
①膠着状態
ソシエダは4-4-2の守備からシルバを中心とした崩しを行い、アトレティコは5-4-1のブロックからカウンターを狙っていました。前半はソシエダがボールを持ち、シルバが一人別格の動きを見せますが呼応しているのがポルトゥのみと不発に終わります。
一方アトレティコもサイド裏を狙うカウンターを狙っていきますが中盤のコレア、ルマールの連携がイマイチで効果的に攻撃を行えません。膠着状態で前半を終えます。
②セットプレーのデザイン性
後半いきなり試合が動きます。カラスコのフリーキックからエルモソが頭で合わせて先制点、前半でもコーナーキックからあわやと言う場面があり、アトレティコのセットプレーのデザイン性が結果に表れた形となりました。
反撃に出たいソシエダですが、アトレティコの強固なブロックに揺さぶりをかけられず時間だけが過ぎています。イサク、メルケランスの投入も有効な手にならず逆にカウンターからジョレンテが追加点。
そのままアトレティコが逃げ切り首位を守り、ソシエダはリーガ3連敗を喫してしまいました。
③膠着した際のセットプレーの威力
ソシエダは前半の躍進からの失速が深刻です。特にオヤルサバル、ヤヌザイという攻撃の重要選手の離脱はかなり痛く、代役となっている選手も穴を埋め切れていないのが事実です。現有選手がどこまで奮闘できるかが勝負になってくるでしょう。
一方アトレティコはマドリードダービーの敗戦を除けば10戦9勝と波に乗っています。特に膠着した際のセットプレーの威力は堅守のアトレティコにとってはかなり大きな武器となり得ていて、今後も他チームの脅威になってきそうです。
上位対決でありながらアトレティコの強さをまざまざと見せた試合。今後の試合も注目していきたいです。
では