今回はマジョルカ所属の浅野拓磨選手について書いていきたいと思います。
今回は改訂版です。プレースタイルの成長や役割の違いを中心に書いていきます。
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①契約切れにより「不毛の地」スペインへ
2021年にボーフムに入団した浅野選手は、2022-2023シーズン最終節のレバークーゼン戦で1ゴール1アシストを記録しチームを残留に導くと、翌シーズンもノイアーに再び「悪夢」を見させる逆転ゴールを放つ等、リーグ戦6ゴールを挙げ再びチームの残留に貢献します。
しかし契約最終年ということでシーズン終了後に退団が決定。新天地を探す事となりましたが彼が選んだのは日本人にとっては「不毛の地」になっているスペイン。過去には乾や現在ソシエダでプレーしている久保は活躍を見せたものの、中村や家長等数あるテクニシャンが苦労し、そして大久保、岡崎等のストライカーが壁にぶち当たったリーグ。
大久保や家長、そして久保の在籍歴はあるとは言えマジョルカを選んだのはかなり大きな驚きとなりました。
②シンプルなスタイルで輝くそのプレー
そんな中で迎えた新シーズン。浅野選手はプレシーズンマッチでゴールを記録する等好印象を残すと、アラサテ監督の信頼を掴み右ウイングのレギュラーに抜擢。
するとエンバぺが加入した「王者」レアルマドリード相手に自慢のスピードと献身性が冴えわたり攻守において躍動すると、今や世界最高峰のセンターバックに成長したリュディガーを1対1で抜き去り2年前の屈辱を思い出させることに。チームも守備面で素晴らしいハードワークを見せ見事前回王者にホームとは言え引き分けの結果になり一躍注目を浴びることとなりました。
浅野選手にとっても苦手な選択肢が多い中でのプレーでは無く、守備ではしっかりとプレスバックし、攻撃時では裏抜けをベースにしつつカウンターでの持ち運びを行うシンプルなスタイルで起用された事は大きく、輝きを放つことが出来ました。
③凸凹コンビはリーグを席巻するか
ただまだ開幕節を消化したに過ぎず、今後もレギュラーで起用され続ける保証はどこにもありません。
そんな中注目なのはムリキとの関係。194㎝92㎏の大柄な体格を生かした豪快なヘッドに加えポストプレーや足元も巧みなFWは、スピードと抜け出しが得意な浅野選手との相性は抜群。チームの絶対的エースである彼との凸凹コンビが機能すると、リーグを席巻する程の破壊力を秘めているだけに非常に楽しみです。
逆サイドのダニ・ロドリゲスも総合力が高く視野の広いアタッカーなので、彼からのパスに抜け出す浅野選手が見られるようになればより期待感が高まるでしょう。
その起用法を見ても「チームに求められている」と感じさせた浅野選手。後はゴールを積み重ね期待に応えることが出来るのか、注目です。
では
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