※ネタバレ有り
今回は名探偵コナンの「黒の組織(劇場版)」について書いていきたいと思います。
①蘭に勝利
まずは「アイリッシュ」です。
劇場版13作目である「名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)」に登場した、金髪でがっしりした体格の中年男性。
その体格を生かした格闘技に長けており、劇中では蘭に勝利。また洞察力と情報収集力も一流であり、コナンの便利道具の特性を見抜き正体にも辿り着いています。
またピスコを父親のように慕っており、彼を殺害したジンを恨み失脚の機会を伺っています。
作中ではベルモットの協力で体格の似た松本清長に変装して警視庁に潜入し、その経緯でコナン=工藤新一ではないかという疑惑を持ち調査。結果独力でその真実にたどり着き、「工藤新一を始末し損ねていた」とアピールすることでジンの失墜を目論みます。
その後東都タワーに乗り込み刑事数名を次々とノックダウンさせ、最終兵器である蘭も撃破。さらにコナンの便利道具も次々と突破し追い詰めますが、組織のメンバーが乗った軍用ヘリコプターが襲来し胸を撃たれて重傷を負うことに。
「何がおかしい? まさか弾が避けられるとでも思ってるのか?」
最期は二度目の狙撃からコナンを庇い死亡。
その武人とも言える性格もあり、映画だけで終わらせることを惜しまれたキャラクターでした。
「工藤新一…いつまでも、追い続けるがいい…」
②少年探偵団を守る為に
次は「キュラソー」です。
劇場版20作目である「名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)」に登場した、銀髪のロングヘアで普段はその髪を後ろで束ねている女性です。
左右の瞳の色が違う「オッドアイ」の持ち主で、フォトグラフィックメモリーと思われる高精度の記憶能力を持っています。その為組織のNo.2・ラムの腹心として重宝されており、情報収集のスペシャリストとして暗躍していました。
しかし劇中のプロローグで警察庁に忍び込み組織に潜入するNOCリストを手に入れようとしていましたが、公安から逃げている途中で事故に遭い記憶を失ってしまいます。
その後少年探偵団との交流もあり、組織からの逃走を決意。ジンに察知され抹殺対象になり少年探偵団を守る為に自信が囮になり重傷を負い、最期は脱輪して転がり出した観覧車を止めるべく重機で特攻し、爆発に巻き込まれることとなります。
「奴等の狙いは私」
「あの子達を頼んだわよ!」
黒焦げになったイルカのキーホルダーが何とも言えないもの悲しさを感じられました。
「でも私は、どんな色にでもなれるキュラソー。前の自分より、今の自分の方が気分がいい。ただ、それだけよ!」
③やや「小物」臭が
最後は「ピンガ」です。
劇場版26作目である「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」に登場した、金髪をコーンロウのヘアスタイルにしている派手目な外見が特徴の男性です。
キュラソーの死後ラムの側近に成り上がったように非常に上昇志向が強い性格をしていますが協調性に欠けており、特にジンをライバル視。その手段を選ばないやり方にはウォッカなどからも好ましく思われていません。
「これをラムに見せれば俺は組織でのし上がり、お前を始末したと思っているジンの顔を潰すことができるってわけだ」
また殺した人間に成りすます為に死に際をじっくり観察したり、殺人を犯しても感情の変化は一切見せず平然と振る舞う等作中でもトップクラスの冷酷非道さを持ちますが、短期で頭に血が上りやすくそのチンピラじみた言動はやや「小物」臭がしており、案の定ジンに嵌められる形で作中では潜水艦の爆発に巻き込まれる形で死亡。
「ジンの野郎と似てるってだけでも虫酸が走るっつうのによォ!!あのクソ野郎より下の、もどきだと!?」
その近接戦闘能力と情報収集、演技力に併せて科学知識にも長けている等、組織の諜報員・工作員としての技量は間違いなく超一流であっただけに残念な所です。
「……そういう事かよ、ジン…!!」
では
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