今回はレバークーゼンが成し遂げた欧州5大リーグ公式戦無敗記録更新について、個人的に知っている範囲でこれまでの記録について書いていきます。
初回は「2015-2016 バルセロナ」です。
主な布陣
①MSN最盛期
2010年代中盤のバルセロナと言えばやはり「MSN」。メッシ、スアレス、ネイマールで構成されるこの攻撃ユニットは抜群の補完性を見せゴールを量産。2014-2015シーズンでは3人で公式戦122ゴールを決めスペインだけではなく世界最高の攻撃ユニットとして欧州を席巻していました。
しかし同時に彼らが怪我等で抜けた際の不安が拭いきれず、だからと言って補強しようにもサブ前提の起用となってしまうので中々有力選手は勝ち取れず、数少ない高いクオリティを誇るペドロがチェルシーに移籍。更に2015年夏の移籍市場での補強禁止処分により、バックアップとして獲得したアルダが冬まで使えないという事態に陥りました。
それでもルイス・エンリケ監督はMSNと心中する事を決断し、実際彼らは素晴らしいパフォーマンスで攻撃陣をリード。圧倒的な破壊力を持ってUEFAスーパーカップ、クラブワールドカップも制し年内5冠を達成。さらにラージョ戦で公式戦35試合無敗を達成し、MSN最盛期を大きく意識付けました。
②選手層の薄さと超過密日程の影響が
しかし前述したように満足な補強が出来なかった事による選手層の薄さ、そして超過密日程によるひずみが徐々に顕在化してきており、シャビが抜けた中盤も構成力が低下していました。
そして更に輪をかけたのが代表戦。南米出身のMSNがそれぞれ長距離の移動、そしてワールドカップ予選が始まったことによるプレッシャーにより徐々にパフォーマンスを落とす事に。
そんな中2016年3月24日にクラブのレジェンドであり、哲学を植え付けたクライフ氏が死去。追悼試合の意味合いもあり、39戦無敗まで延びた状況でレアルマドリードのクラシコを迎えることとなります。
③クラシコでの逆転負けで
共にベストメンバーで迎えた1戦はバルセロナが試合を支配しながらも中々得点を挙げられないまま時間は過ぎますが、コーナーキックからピケが先制点を挙げます。
しかし直後にベンゼマにボレーシュートを決められると、試合は一気にマドリーペースに。そして試合を決めたのはやはりこの男、クリスティアーノ・ロナウド。セルヒオ・ラモスの退場という有利な状況であったものの、ベイルの折り返しを見事にゴールに突き刺され、屈辱の逆転負け。
この年はリーガ、国王杯を制するもののチャンピオンズリーグではアトレティコマドリードに敗れ準々決勝敗退。
終盤のガス欠が目立ってしまったものの、公式戦39試合無敗という偉大な記録を作った2015-2016シーズンのバルセロナ。
しかしこの翌シーズンライバル「白い巨人」がこの記録に迫っていく事となります。
では
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