今回は再評価される監督について書いていきます。
第1回目は「ボーンマス イラオラ監督」です。
①厳しい船出に
昨シーズン15位でギリギリ残留を果たしたボーンマスですが、途中就任で何とかチームを立て直したガリー・オニール監督を解任。(オニール監督はその後ウルブス監督に就任し見事チームを立て直しました。)
代わりにラージョ・バジェカーノでそのダイナミックなスタイルのサッカーが評価されたイラオラ監督の招聘に成功し、アダムズ(リーズ)、スコット(ブリストル・シティ)、ケルケズ(AZ)、クライファート(バレンシア)等精力的な補強を行いシーズンを迎えました。
しかし開幕9節で3分6敗と躓き、さらに同じ残留を争うであろうエバートンに0-3で大敗する等早くもその手腕に疑問符が浮かび、厳しい船出となります。
②浸透したスタイルと覚醒したストライカー
それでも12節にはニューカッスルに勝利すると、そこから6勝1分と急上昇。中位に定着しその後も7戦勝ち無し→5戦で4勝1分とやや波がありながらも現状10位と大健闘し、見事残留を決定づけています。
その要因は浸透したスタイル。ビエルサ監督から影響を受けたとされるそのスタイルは高いインテンシティと連動性を必要とされ、嵌った時は凄まじいものの少しでも歯車が狂うと一気に崩れてしまう危うさも秘めています。
それでもイラオラ監督はビエルサ監督のような狂気じみたやり方では無く、リスクを軽減したスタイルも取り入れ守備の安定感を担保しています。
さらにチェルシー、リヴァプールと渡り歩いたものの開花せず長い間「未完の大器」と呼ばれていたソランケがストライカーとして覚醒。ここまで18ゴールを挙げ、今シーズンのプレミアリーグで最大とも言える驚きを提供しています。
③長期政権も
そんな中気になるのは来シーズン以降の去就。契約は2025年までとまだ契約は残っていますが、ここまでの結果を残していると違約金を払ってまで獲得したいクラブは少なからずあるでしょう。
しかしまだプレミアリーグ1年目であり、その手腕の片鱗を見せたばかり。2022年に買収し就任したオーナーであるビル・フォーリー氏も彼には信頼を寄せており、引き続き投資も行うことから今シーズン後の退団は考えにくいです。
理想なのはエディ・ハウ監督(現ニューカッスル)のような軌跡。彼の場合結末はクラブの財政難と戦力不足による降格でしたが、現状資金には困っていないだけにその仕事ぶりにより長期政権もあり得るでしょう。
初の海外挑戦、しかも最高難易度とも言えるプレミアリーグで結果を残しているイラオラ監督。今後の活躍も期待しています。
では
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