今回はレアルマドリード所属のルーカス・バスケス選手について書いていきたいと思います。
経歴
ルーカス・バスケス選手は2007年にレアルマドリードの下部組織に入団。その後順調にステップアップするものの、トップチームでは出番は無く2014年にエスパニョールにレンタル移籍します。
しかし2014-2015シーズンに主に右ウイングとしてレギュラーとして出場すると、最終的に33試合に出場。確かなインパクトを残してレアルマドリードは買い戻しオプションを行使。このクラブでは珍しい僅か1年での古巣出戻りを果たします。
そして翌シーズンはベイルの負傷離脱が増えた中限られた出場時間を生かし攻守に献身的なプレーを披露。特に守備面で違いを見せ11度目となるチャンピオンズリーグ制覇に貢献しました。
その後も右ウイングを中心にプレーしましたがアセンシオ、ロドリゴの台頭により徐々に出場機会が減少。控えの域から出られずにいましたが、転機となったのは2020-2021シーズン。カルバハル、ナチョ、オドリオソラが相次ぐ離脱で右サイドバックが手薄に。そこで当時のジダン監督は献身性に富んでいるルーカス・バスケス選手を本格コンバートすると、見事にフィット。それ以降も度々起用され、今や右サイドの全てのポジションをこなすユーティリティープレーヤーとしての地位を築いています。
そして今シーズンも途中出場も多い中、貴重な駒としてチームに欠かせない存在に。先日行われたクラシコでも大活躍し勝負強さも見せつけています。
①切れ味抜群のドリブルと高い献身性
ルーカス・バスケス選手の特長は「切れ味抜群のドリブルと高い献身性」です。
シザースを交え細かいタッチで相手を鼻先で躱すドリブルは切れ味抜群で、特に縦突破に関してはスペシャリストと言える程の能力を持っています。また裏抜けの意識も高い為オフザボールでも気の抜けない選手でもあります。
そして豊富な運動量と高い献身性を持ち、右サイド全てを所狭しと走りまくります。とくに守備面では本格コンバート後年々上達しており、元々苦手だった裏ケアも卒なくこなしています。
②相手に合わせた動き出し
一方カットインして持ち込むプレーは苦手としており、攻め手は縦突破に偏りがち。その為攻撃面では単調な部分も見られ、相手に読まれやすいのが課題となっています。
またユーティリティー性はあるものの決して器用なタイプでは無いので、カルバハルのように相手に合わせた動き出しは不得意。攻撃時では右の幅を取らせる役割に徹した方がより機能しやすいと思います。
③縁の下の力持ちを体現
毎年のようにスター選手が加入し、派手なサッカーを行うレアルマドリードにとってルーカス・バスケス選手やナチョ選手は地味な存在に映りがちです。
それでも下部組織からマドリーに所属、クラブと共に多くの時間を過ごして身に着けた勝者のメンタリティは特に監督を含めた首脳陣にとっては非常に貴重な存在となっており、縁の下の力持ちを体現。近年生え抜きを軽視しているクラブが多い中、彼らのような選手を残せていることが何よりもチーム力の向上に繋がっています。
地味ながら貴重な働きをし続けているルーカス・バスケス選手。今後の活躍も期待しています。
では
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