今回はナシオナル復帰が決まったルイス・スアレス選手について書いていきたいと思います。
1回では書ききれない為、3回に分けていきます。
3回目はバルセロナ～ナシオナル（2014～現在）時代です。
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①MSN
バルセロナに移籍したスアレス選手は出場停止処分が解けた後は主にウイングとして出場。しかしサイドの限定的なスペースではその得点力は半減し上手く活躍出来ません。
しかしメッシが中央から右に主戦場を変えると、中央に配置されたスアレス選手は持ち前の得点力を存分に発揮。またネイマール、メッシとのコンビネーションも破壊力抜群で、3人の頭文字を合わせて「ＭＳＮ」と評される等世界でも屈指のユニットの一角としてゴールを量産しました。
ルイス・エンリケ監督の元、スアレス選手は公式戦25ゴールを挙げる活躍でクラブ史上2度目の3冠を達成すると、続く2015-2016シーズンには40得点を挙げ得点王に。公式戦59得点を挙げる離れ業を果たし、世界最高峰のストライカーであることを改めて証明します。
しかし2016-2017シーズン後にネイマールがパリSGに移籍。僅か3年でサッカー史上最高とも言われたユニットMSNは解体。それでもスアレス選手は得点を積み重ねていきますが元々危惧されていたポゼッションの低下もあり、メッシ同様その圧倒的な得点力の反面、加齢により徐々に減少していた運動量や守備意識がフォーカスされてしまうこととなります。
②戦力外通告と痛烈なリベンジ
それでもスアレス選手はゴールを重ね続けクラブ歴代3位となる公式戦通算198ゴールを挙げる活躍を見せます。しかし12年ぶりに無冠に終わった2019-2020シーズン終了後に、就任したクーマン監督から戦力外通告を受けることに。クラブの黄金期を支えた選手としては余りにも寂しい別れとなりました。（後にバルセロナの余りにも厳しい財政状況が明らかになったことから、クーマン監督の意向よりも高い年俸が大きく影響したものと考えられます。）
そしてユベントス移籍のひと悶着を挟み新天地に選んだのは同じリーガのアトレティコ・マドリード。そこでスアレス選手はシメオネ監督の元エースとして大活躍。絶対的なストライカーとしてリーグ戦21ゴールを挙げリーガ優勝を果たし、古巣に痛烈なリベンジを果たすことになります。
③自身を育ててくれた故郷のクラブへ
しかしグリーズマンやクーニャの加入等攻撃陣を拡充させ連覇も期待された2021-2022シーズンはチームは不調に陥り、自身もコンディション不良が重なり途中出場が多くなると、リーグ戦では11ゴールに終わり満足いく結果は残せませんでした。
そして多くのサポーターの拍手を受けながら同シーズン限りでの退団が決定。前クラブと違い盛大な退団セレモニーが行われるなどクラブの英雄として去ることが出来ました。その後新天地には欧州だけではなく世界中から多くのオファーが来るものの彼が選んだのはプロデビューしたナシオナル（ウルグアイ）。
自身を育ててくれた故郷のクラブへ16年ぶりの復帰が決定しました。
普段は妻と3人の子供を何よりも愛する心優しい青年ですが、「全ての試合に魂を捧げている。」の言葉どおりピッチ上で戦士（良くも悪くも）となり戦い続けるスアレス選手。その雄姿を見られるのは残り僅か（代表でも2022年W杯が最後になりそうです。）になりそうですが、一つ一つのプレーをこれからも注目していきたいです。
では
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