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ユルゲン・クロップ監督 退任発表~未来が「見える」タイミングで~【サッカー】

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今回は今シーズン限りの退任を発表したユルゲン・クロップ監督について書いていきます。

Getty Images

①未来が「見える」タイミングで

いつかは訪れるものの、それが想像が出来ない瞬間。発表は突然の事でした。

1月26日、リヴァプールユルゲン・クロップ監督が今シーズン限りの退任を発表。その余波はクラブ周辺だけでは無くイングランド中に及び、長年のライバルであったグアルディオラ監督、ブライトンのデ・ゼルビ監督等、多くの人物がその決断を惜しみました。

退任に至った要因は「エネルギーの枯渇」。凄まじい熱意を持ちチームを鼓舞し、特にアンフィールドは相手チームがリードしていても多くのプレッシャーを感じるレベル。

しかしその反面メンタル的や肉体的にも相当負担があったのは間違いなく、近年は我を失って激怒してしまう場面や憔悴しきっている姿を見る事もあり、約9年間そのエネルギーを使い続けることは流石に限界が来たのでしょう。目の前の試合に全てを捧げ、多くを犠牲を払ってきたクロップ監督らしい理由と言えます。

ただ退任前に明らかなチーム力の低下を感じたファーガソン監督のマンチェスターユナイテッド(それでも優勝するのは流石ですが)、ヴェンゲル監督のアーセナルと違い、チームは新たなサイクル作りの最中であり、長期政権にありがちな退任後の喪失感は最小限に。未来が「見える」タイミングでの退任は最高の引き際と言え、彼のクラブへの気遣い、そして想いが伝わります。

 

②最高のマネジメント

クロップ監督は考え得る最高のマネジメントを行う人物であると個人的には思います。

まずチームを「家族」として迎え入れコミットメントを高め、決して公に選手個人を攻撃することはしません。反面コミットメントしない(出来ない)選手は容赦なく放出するドライな所もあるものの、個人批判は行わない(価値を下げない)事で高値で売れるようにしておりクラブの懐事情にも有難い存在と言えます。

その為根底的には個人事業主である選手達にとっては「自身の価値を守ってくれる」監督であり、移籍(放出も含む)してもなおクロップ監督を慕っている選手達は多くいます。

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また可視化されたパフォーマンスも特筆しており、勝利後はファンと共に分かち合い(何度も何度も拳を突きあげる姿は今やプレミアリーグの風物詩に)、そしてインタビューでもウェットに富んだ言葉で場を和ませました。

そして何より情熱と表情に溢れており、同じような気質と熱狂さを誇っていたリヴァプールに見事フィット。「天然の人たらし」と評されたその能力は最大限に発揮され、30年ぶりのリーグ優勝を含め7つのタイトル獲得に立役者に。

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当時暗黒時代に再び足を突っ込もうとしていた名門を欧州屈指の強豪クラブに仕立て上げました。

 

③気になるその後任は

このようにクラブの土台となっていたクロップ監督が去る来シーズン以降の後任監督には結果・内容共に多大なプレッシャーがかかります。

そんな中早くも後任監督に注目されますが、その最右翼であると言えるのがレバークーゼンシャビ・アロンソ監督。

冷静な印象が強くクロップ監督とは異なるスタイルを持っている人物ですが行うサッカーは魅力あふれるもので、その攻撃サッカーはブンデスリーガで旋風を巻き起こし現在は絶対王者バイエルンを抑え首位に立っています。

また言わずと知れたクラブのレジェンドであり、「イスタンブールの奇跡」を起こした立役者の一人。レアルマドリード等競合は多いですが、再びクラブを熱狂に包ませるこれ以上ない人物であると言えます。

他にもデ・ゼルビ監督やジェラード監督等が取り沙汰されており、今後の動きも注目です。

 

ただ今はクロップ監督最後のシーズン、どのような結末を迎えるのかを楽しみに1試合1試合を見守っていきたいと思います。

 

では

 

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