きちのうすめ雑記

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ニック・ネルソン~相手を圧倒するストレート~【特集】

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今回は阪神タイガーズに入団が決定したニック・ネルソン投手について書いていきたいと思います。

Getty Images

経歴

ニック・ネルソン投手は2016年にMLBドラフト4巡目でニューヨーク・ヤンキースに入団。以降は高い奪三振能力を武器に先発投手として登板し、2020年に初のメジャー昇格を果たし、ポストシーズンでも登板する等将来が期待されました。

しかし翌年は防御率8点台と厳しい内容に終わると、翌年にトレードでフィラデルフィア・フィリーズへ移籍。2022年に中継ぎを中心に47試合に登板するも、翌年には登板機会が激減

2024年にFAとなり年俸90万ドルで阪神タイガースと契約する事となりました。

 

①相手を圧倒するストレート

ネルソン投手の特長は最速158㎞、平均151㎞のストレートです。

非常に質が高く空振りが取れる球でメジャーでもその武器は十分通用しており、相手を圧倒する投球を行う事が出来ます。またスライダー、チェンジアップが決め球となっており、特にチェンジアップは横変化が大きく特殊な軌道を描く為、大きな武器となりそうです。

他にも2022年頃にはシンカーを多投するようになり、打たせる投球も。巷ではナックルボーラーとも言われているものの、メジャーでは殆ど投げたことが無く日本でも投げる可能性は低いと言えます。

 

②制球には課題が

ただ奪三振能力が高い一方制球には課題があり、2022年にはリーグ最多の暴投数を記録。またシンカー中心の投球スタイルに切り替えた影響かストレートの威力が下がっており平均球速も4㎞近く下がり痛打も目立つことに。

元々ストレートごり押しスタイルが似合っている投手であり、それが評価されてのメジャー昇格。フィリーズでは登板機会は増えたものの、やや持ち味を無くしてしまった印象があります。

 

③前までのストレート主体の投球に切り替える必要性が

阪神では中継ぎでの登板が予想され、ゲラ、岩崎、石井、桐敷投手達と共に勝ちパターンでの活躍が期待されます。

しかし現状のスタイルでは先発が適任であると言え、セットアッパーとしてして運用するには前までのストレート主体の投球に切り替える必要性があり、投手コーチ陣がどのようにNPBに適応させられるかが勝負になりそうです。

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それでも持っている球は一級品で、ビーズリー投手のように化ける可能性は十分。あとはいかに日本の野球に適応しようと出来るか、近年の外国人選手はまずそこが大前提となりつつあるので、来日時の様子にも注目していきたいです。

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では

 

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