今回はアル・イテファク入団が決まったジョーダン・ヘンダーソン選手について書いていきます。
1回では書ききれない為、3回に分けていきます。
2回目はリヴァプール(2012~2018)時代です。
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①チームのキャプテンに
構想外の時期もありながらも不屈の精神でリヴァプールのレギュラーに返り咲いたヘンダーソン選手はその後も中心選手としてプレー、2014-2015シーズンからはジェラードに続くチームの副キャプテンに就任します。
そしてこのシーズンはウイングバックとしてもプレーしチームのアシスト王&最多出場時間を記録。個人的には素晴らしいシーズンとなったもののチームは6位と低迷。
前シーズンには優勝一歩手前までたどり着くも逃し、オフには最大の得点源であったスアレスをバルセロナに放出。中々チームが継続した強さを示せない中奮闘しますが、評価は不当な程低い物でした。
そしてチームの「魂」であったジェラードが退団。自身はチームのキャプテンに就任するも序盤から苦戦しロジャーズ監督は解任の憂き目に。チームは再び長いトンネルに入るものであると思われました。
②名将との出会いと欧州最高峰の舞台での躍進
しかしそんな暗いムードを吹き飛ばす就任劇が行われます。ユルゲン・クロップ監督、ドルトムント時代「ゲーゲンプレス」を引っ提げ、国内だけでは無く欧州をも席巻。
ドイツの盟主バイエルンが完全敗北を認める等無類の強さを見せ、チャンピオンズリーグでも決勝に進出。国内外で評価を著しく高め、引く手あまたの監督でした。
そんな名将を引き入れチームは活気づき、その手腕に期待が寄せられましたが、ブンデスリーガ以上にコンディション調整が難しいプレミアリーグで苦戦。ヘンダーソン選手も中心選手として見なされたものの怪我に苦しみ、出場が限られる事に。
特に2015年に持病として公表した足底筋膜炎はサッカー選手としては致命的と言えるもので、キャリアにも暗雲が立ち込めていました。
それでも2017-2018シーズンはインサイドハーフを中心に起用され、安定した活躍を披露。そしてサラーが加わり完成された「フロント3」が躍動し、チームはチャンピオンズリーグ決勝に進出。惜しくもレアルマドリードに敗れるものの、翌シーズンへの希望が見えるシーズンとなりました。
③屈辱を積み重ねるも光明が
ユーロ2012で初の大舞台を経験し以降の活躍が期待されたヘンダーソン選手ですが、当時のイングランド代表は丁度過渡期に差し掛かっており、ルーニー頼みのチームとなっていました。そして本選では2試合に出場するもののチームは最下位でグループリーグ敗退。
さらに続くユーロ2016でもメンバーに選ばれるもののダイヤー、デレ・アリ、そしてセンターハーフを主戦場としたルーニーにポジションを奪われ、出場はグループリーグ最終戦のスロバキア戦のみ。チームも決勝トーナメント1回戦でアイスランドに敗北する等屈辱を積み重ねました。
それでも2016年から指揮を執っているサウスゲイト監督には絶大な信頼を置かれ、2018年W杯ではアンカーとして起用されると、チームも準決勝に進出。惜しくもクロアチアに延長の末敗れるも、これまでのひ弱さは見られず光明が差し込んでいました。
その地味とも言えるプレースタイルで不当とも言える低い評価が下されていたヘンダーソン選手。しかしそのたゆまぬ努力が報われる素晴らしい瞬間が訪れるのでした。
では
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