ルイス・スアレス　中編～絶対的な得点源として～【特集改訂版】

今回はナシオナル復帰が決まったルイス・スアレス選手について書いていきたいと思います。

1回では書ききれない為、3回に分けていきます。

2回目はリヴァプール（2011～2014）時代です。

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①絶対的な得点源として

アヤックスでエースとして君臨していたスアレス選手は2011年1月、エースフェルナンド・トーレスが移籍したリヴァプールにキャロルと共に移籍します。

するとスピードを生かしたドリブルと抜群のテクニックで崩しの中心となると、苦しむチームの中で孤軍奮闘し11ゴールを挙げる活躍をします。

そして転機が訪れたのは2012-2013シーズン。崩しとしての役割をコウチーニョが担うようになると、フィニッシュに専念できる環境が整いゴールを量産。得点ランク2位の23ゴールを挙げる活躍を見せると、2013-2014シーズンには31得点を挙げ得点王に。

チームの絶対的な得点源として、スターリッジとのコンビ（SAS）をスターリング、コウチーニョが支える強力ユニットを形成し、優勝まであと一歩の2位まで引き上げる活躍を見せます。

②人種差別発言と2度の噛みつき

しかしピッチ上で眩い輝きを放つ一方問題行動も目立ち、度々イギリスメディアの格好のネタとなっています。

まず2011-2012シーズンのマンチェスターユナイテッド戦では相手のエヴラに人種差別発言を行い8試合の出場停止処分を受けると（後の再戦でも彼との握手を拒否等し問題になっています。）、2012-2013シーズンのチェルシー戦では相手のイヴァノビッチの腕に噛みつき10試合の出場停止処分を受けます。

さらに2014年W杯のグループリーグでのイタリア戦ではキエッリーニの左肩に噛みつきウルグアイ代表としての公式戦9試合出場停止＆サッカーに関するあらゆる活動の4カ月間禁止（後に緩和）、クラブでも10月まで公式戦の出場停止等かなり重い処分が課されました。

またプレミアリーグでは相手のファールを誘うダイブ行為が問題になり（イングランドでは非常に嫌われる行為です。）、素晴らしい活躍を見せる一方ピッチ上ではトラブルメーカー、スアレス選手の評価は二分される事となります。

③出場停止処分を含めても欲しがられるその才能

それでも彼の獲得を望むクラブが後を絶たず、激しい争奪戦が展開。多くのクラブが出場停止処分にしり込みする中、その才能を認めて獲得したのはバルセロナ。

移籍金8100万€は当時のクラブ史上最高額で、ネイマール、メッシを擁しながらも前年度無冠に終わったチームの再建を託される事になります。

イングランドでは世界最高峰のストライカーとして名を馳せるものの問題行動がフォーカスされがちだったスアレス選手、しかし新天地バルセロナではキャリアの最盛期を素晴らしい選手と共に迎えることとなります。

では

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