※ネタバレ有り
今回はアニメBLEACHのストーリー「Spirits Are Forever With You」のキャラ「ロカ・パラミア」について書いていきます。
①自分という存在の価値
ザエルアポロの従属官で「治癒師」を名乗っている女性の破面。
感情に乏しく受動的で後述した生い立ちもあり自己肯定力が非常に低く、当初は生きることに希望を見出していませんでしたが、ドン・観音寺との出会いで人並みの幸せ（自身が肯定されること）を得ることに。
｢私は人形で構わない。いつか誰かに腕を引かれ、『暖かい場所』に行く事を夢見る人形であればいい。｣
明確な生への執着を抱くも、ザエルアポロ（シエン）の存在もあり観音寺をこれ以上巻き込まないためにも死を覚悟。それでも自身を守ろうとする観音寺に説き伏せられ、最終的には命を捨てるのではなく大切な人を護り、自分も生き抜く為に立ち向かう覚悟を持つことになります。
因みに小説内では観音寺に純白のドレスと帽子をコーディネイトされていますが、その姿はとても美しいものとなっています。
②物語のキーパーソンとして
元はザエルアポロの「人工的に大虚を生み出す」実験の結果で生まれた純白の蜘蛛型中級大虚でしたが、彼が違う目的を持ってしまい「用済み」として破棄されかけました。
しかし偶然に痣城剣八の斬魄刀の能力を目撃したことでその実験のために利用され生き延びることに。
そして原作ではヤミーの腕を治療した無名の女性破面として登場するものの、そのヤミーに頭を叩き潰されて早々に物語から退場してしまいます。
しかし後述する能力で生き延びており身体を再生しますが、その頃には戦いが終わっており主であるザエルアポロも死亡。目的も無く空座町を彷徨うこととなりました。
その後ザエルアポロが復活し再び彼の為に動くことになりますが、ドン・観音寺との出会いで心境が徐々に変化。それでもザエルアポロ改めシエン、シエンからゲームとして追跡を提唱された群体虚のピカロ、目的のために能力を狙う痣城剣八、そして痣城を追う十一番隊に狙われる事となります。
途中で参戦した石田と共に逃亡しますが、最終的に観音寺を護り自身も生き残る為虚圏にてシエンと対峙。黒崎一護からコピーした「無月」で見事シエンを打倒。
「私がダウンロードしたのは‥‥藍染様を止めた力です。」
満身創痍ながら観音寺の下へ戻るも、次は痣城に狙われる事に。しかし「ヒーロー」観音寺の活躍により痣城を引かせることに成功し見事生存します。
戦いの後は虚圏へ帰還。ハリベルの下面倒を言い渡されたピカロと共に、辛うじて存在していたシエンの迎撃に向かいます。
因みに現世に度々遊びに行っていることが後に判明。カラクラプラチナムとしての活躍も期待されます。
③共有した情報をコピーし再現
能力は「反膜（ネガシオン）の糸」。ザエルアポロが痣城の斬魄刀を模して植え付けた能力で、極細の糸状になった反膜をあらゆる場所に張り巡らせあらゆる物質と霊力や情報の共有を行い、その情報を生かしての再生を可能としています。
前述したようにヤミーに頭を吹き飛ばされながらも生存したことから能力自体は強力な物であるものの、ザエルアポロが「受胎告知（ガブリエール）」を完成させたため長い時間放置される事となりました。
また糸自体は無意識のうちに勝手に周囲の物質と繋がる性質を持っており、現世では浮幽霊騒動が起こっています。
帰刃は「絡新妖婦（テイルレニア）」で、解号は「踊り狂え～」。
背中から蜘蛛の足状の腕が4本生え、仮面が消える代わりに糸が包帯の様に顔の右半分を覆う姿に変形し、反膜の糸でコピーした情報（戦闘経験まで再現可能）を反膜の糸で再現し戦います。
作中では
・ゾマリの双児響転（ヘメロス・ソニード）
・ドルドーニの暴風男爵（ヒラルダ）
・チルッチの車輪鉄燕（ゴロンドリーナ）
等を再現しシエンと戦闘するもののあくまで糸や自身の身体能力による再現である為、流石にバラガンの「老い」や藍染の崩玉の力は再現不可。さらに強大過ぎる能力は再現に時間がかかり反動も大きい（実際「無月」再現時は消滅しかけました。）ので制限は多いものの戦いが起これば起こる程強力になっていくので、所持するのがロカで良かったと思わせられる凶悪な能力となっています。
因みにザエルアポロは能力をロカ自身の為に使う事恐れ戦い方を教えていませんでしたが、十刃時のネリエルの助力で斬魄刀解放に至るようになります。しかしそれがネリエル襲撃→追放繋がってしまう事になりますが、、、。
原作でたった数コマの登場の所謂モブであったロカ。彼女の話をここまで広げられる久保先生と成田先生の凄さが判るキャラとなっています。
では
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