今回はアル・イテハド移籍が決まったカリム・ベンゼマ選手について書いていきます。
1回では書ききれない為、3回に分けていきます。
3回目はレアルマドリード(2018~現在)時代です。
過去記事はコチラ↓↓
①理想とする相方は中々見つからず
長年エースとして大活躍したロナウドが退団。彼に代わるエースとして大いに期待されたベンゼマ選手ですが、2018-2019シーズンは彼の作ったスペースに飛び出し彼を逆に生かす選手は現れず監督が2度交代する等苦しいシーズンになりました。
しかし翌シーズンには共有力が高いアザールが加入し解消されるかと思われましたが、彼は怪我で度々離脱し殆どピッチに立つ頃が出来ず、代わりに台頭したヴィニシウスも連携面では成熟しておらずベンゼマ選手自身も苦言を呈する等、中々理想とする相方は見つからないでいました。
それでもエースとしてゴールを量産し3シーズン連続でリーグ戦20ゴール越えを達成。代役不在の存在として抜群の存在感を放ちました。
②バロンドールに相応しい驚異的な活躍
そんな中迎えた2021-2022シーズン、ヴィニシウスが周りを上手く使い始めゴールを量産するとベンゼマ選手も念願の相棒を手に入れ量産モードに。
このシーズンではリーガだけでは無くチャンピオンズリーグでも得点を量産し両大会で得点王に輝く偉業を達成。さらにチャンピオンズリーグでは決勝トーナメントでの連続ハットトリック(パリ戦2ndレグ、チェルシー戦1stレグ)を始め貴重なゴールを連発して驚異的な働きを披露。チームも彼に引っ張られるように驚異的な勝負強さを見せ、優勝の立役者となりました。
そして2022年にはUEFA欧州最優秀選手賞とバロンドールを受賞。キャリア最高の時を過ごす事となりました。
しかし昨シーズンは怪我に苦しむことになり、満足いかないシーズンに。そしてオフにアル・イテハド(サウジアラビア)に移籍することが決定しました。
マドリーでは14シーズンに渡り在籍し公式戦648試合で354ゴールを記録。23個のタイトル活躍に貢献し正真正銘のレジェンドとして白い巨人を去る事となりました。
③終ぞ代表では輝けずに引退
2016年に法的制約の一部解除が決定しユーロ2016への出場も可能になったものの、ベンゼマ選手の代表復帰は叶わず両者の溝は深まる事に。
その確執とも言える溝は2021年まで続くことになりますが、2021年に5年半ぶりの代表復帰が決定し再び代表のユニフォームに袖を通す事となります。
ネーションズリーグでの同点ゴール、そしてユーロでも4ゴールを挙げ素晴らしい活躍を見せるも、怪我人の続出やチーム内でもめ事があり早期敗退を喫しました。
さらにキャリアの集大成になるはずのカタールW杯直前に負傷。決勝トーナメントには間に合うと判断されたもののデシャン監督はリスクを考え彼の招集を見送することに。
最終的には色々な遺恨を残す事となり代表を引退、終ぞ代表ではクラブ程の活躍を見せることは出来ませんでした。
サウジアラビアで新たなキャリアを始めるベンゼマ選手。かつての相棒ロナウドとの競演も楽しみです。
では
|
|