今回はトッテナム監督に就任したアンジ・ポステコグルー監督について書いていきたいと思います。
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経歴
アンジ・ポステコグルー監督はオーストリアリーグでプロキャリアを積み、1996年からサウス・メルボルンの監督に就任。2度のリーグ優勝、OFCチャンピオンズリーグを制する等実績を挙げると、オーストラリアのアンダー世代の監督を務める事になります。
その後ギリシャのパナハイキの監督に就任するも同年に辞任するも、母国に戻った後はブリスベン・ロアー、メルボルン・ヴィクトリーで再び評価を高め、2013年にオーストラリア代表監督に就任。2015年の自国開催となったアジアカップでは初優勝を飾り、さらにチームの世代交代にも成功します。
しかし2018年に大陸間プレーオフを勝ち抜いた後に辞任。日本の横浜F・マリノスの監督に就任すると、2019年にはハイライン、ハイプレスのサッカーが見事に嵌りJリーグ優勝に導きます。
そして2021年に満を持して欧州再挑戦となるセルティック(スコットランド)の監督に就任。就任後古橋や旗手、前田等日本人選手を中心としたチームを作り上げリーグ、カップ戦2連覇を果たすと、先日イングランドプレミアリーグのトッテナムの監督就任が発表。世界最高峰のリーグに挑戦することとなりました。
①布陣をコンパクトにしたアグレッシブなサッカー
ポステコグルー監督のサッカーの特徴は「布陣をコンパクトにしたアグレッシブなサッカー」であると言えます。
ラインを高く設定し相手を押し込むサッカーを好み、前戦からのプレスから素早いショートカウンターが最大の武器となっており、マリノスではそのプレスが見事に嵌ってリーグを席巻しました。
またマネジメント力にも定評があり、確かな哲学を持ち言葉数は少ないながらもチームを盛り上げるモチベーターとしても優秀な監督でもあります。彼が選手やクラブを直接批判する姿は見たことが無く、前任者のようにクラブを引っ掻き回すことも無いでしょう。
②強度や能力の差が出やすい危うさ
ただ反面融通が利かない所があり、修正面では課題を残します。昨季のチャンピオンズリーグでもマドリー相手にリーグ戦同様の戦い方を選択し修正しないまま大敗、さらにマリノス時代最終年でも頑なに戦い方を変えずに失点を積み重ね低迷しています。
またビルドアップやハイプレスのデザインもかなりアバウトな所があり、多くを選手の質に頼ることが多いです。その為強度や能力の差が出やすい危うさを秘めており、シティは勿論の事、他強豪クラブに大敗を喫する可能性は高いと言わざるを得ません。
日本時代は知将というイメージは強いですが、どちらかと言えばその強い哲学とリーダーシップで引っ張るモチベータータイプの監督と言えます。
③今夏の強化が最重要
正直今回のポステコグルー監督の就任はナーゲルスマン氏、ルイス・エンリケ氏就任に失敗した際の代替案であり、2年前のヌーノ監督就任をどうしても彷彿させてしまいます。
また戦術的にも際立った所は無く、モウリーニョ監督、コンテ監督等数々の名将を苦悩させたクラブの体質を改善させられるような強いパーソナリティーも今の所感じないので、成功する可能性は低いと言わざるを得ません。
それでも長年ぬるま湯体質と言われていたマンチェスターユナイテッドを瞬く間に戦う集団に変えたテン・ハーグ監督の例もあるだけに、監督の哲学に合った選手を獲得出来れば(これが最も期待出来ない所ですが、、、)好成績も期待出来ると言えるでしょう。
クラブは大黒柱のケインが移籍濃厚と岐路に立たされており、BIG6脱落が危惧されていいる状況。この苦境を新監督の下どう乗り切っていくのか、今夏の強化が最重要となってきそうです。
では
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