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トッテナム新監督決定~親分肌~【サッカー】

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今回はトッテナム新監督決定について書いていきたいと思います。

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Getty Images

①決まらない監督人事

今シーズン後トッテナムは監督人事が最優先事項となっていました。モウリーニョ監督解任後はライアン・メイソン暫定監督が指揮を執りましたが、結局は繋ぎでしかなく新監督招集はかなり早い段階で決まっていたと考えられます。

しかし監督探しは困難を極めることとなります。トッテナムは現状モウリーニョ監督の契約解除金も重くのしかかり、補強資金に高額を投じることが出来ずケイン等の主力選手の放出がむしろ多く囁かれる程チームの財政状況は厳しいといえました。

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さらに近年BIG6と呼ばれるまでチームは成長しながらもタイトル獲得は無く、サポーターからの期待も相当なものがあります。周りから結果は求められながらも資金が無いから大型補強は出来ず、現有戦力を考えてもセンターバック、前線の選手層の薄さにも物足りなさがあり優勝を狙える戦力とは言い難く、しかも条件によっては二桁順位もざらにあるプレミアリーグです。そんな条件の難しい状況で受け入れてくれる監督はそうはおらず、コンテ、フォンセカ、テン・ハーグ、マルティネス、ガットゥーゾクリンスマンと名前が浮上すれば消え、また突拍子もない名前も出る等監督人事は難航します。

 

②親分肌

そんな中ついに新監督が決定します。ヌーノ・エスピーリト・サント監督、前ウルヴスの監督がスパーズにやってきました。2017年からウルヴスを指揮して4年、昇格してきたばかりのチームを見事にプレミア残留&中位に導きました。

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しかし昨シーズンは主砲ヒメネスの怪我で終始得点力不足に悩み、13位と低迷。責任を取る形で退任が決定しました。

そんなヌーノ監督の特長ですが、「選手に合わせた戦術を使いこなす親分肌」と言える監督です。選手に合わせたフォーメーションや戦術を選ぶことに長け、ウルヴスではウイングバック型の選手が多く在籍していたこともあって、3バックシステムを導入する等柔軟に采配することが出来ます。また親分肌な部分があり我慢して起用する傾向があり、バレンシアではパコ・アルカセル、ポルトではオリベル・トーレス、ウルヴスではアダマ・トラオレと彼の元で本領を発揮した選手も少なくはありません。

ただ流れを変える選手交代や戦術の修正は得意では無く、ファーストプランが崩れるとそのままズルズル敗北してしまう傾向にあります。

また彼のキャリアには常に大物代理人ジョルジュ・メンデスがおり、良くも悪くも彼の存在がクラブの強化部に大きく影響を及ぼします。バレンシアではクラブOBを含む上層部と強化方針について対立し、結局その争いに勝ったもののファンの反感と成績不振で解任されることになります。その後のポルト、ウルヴスではメンデス氏の力が大きく影響していたので仕事はやりやすかったとは思われますが、スパーズではどうなるかは未知数です。また前監督のモウリーニョ氏噂に上がっていたフォンセカ、ガットゥーゾ氏もメンデス氏、、、代理人vsオーナーにならなければ良いのですが、、、。

 

③優勝を狙えると言えば

そんな中やっと新シーズンを本格的に始動させるスパーズですが、いきなり優勝を狙えるかと言えばそんなにプレミアリーグは甘くないでしょう。まず前述したようにトッテナムには資金や戦力的な物足りなさがあり、現状ではチャンピオンズリーグ出場権獲得がやっとでしょう。その為カップ戦を中心にタイトルを狙っていくのが妥当でしょう。

しかし劇薬でもあったモウリーニョ監督後に親分肌のヌーノ監督就任はクラブの雰囲気を変えるには申し分なく、来シーズンに向けての見通しは明るくなったと言えます。

 

3シーズンの間、散々他BIG6を苦しめたヌーノ監督の就任。来シーズンのトッテナムに注目です。

 

では

 

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