今回は再評価される監督について書いていきます。
①黄金期を支えた主軸の退団と衰え
インテルでの失敗はあったものの、2013年から指揮したジェノアで再び評価を上げていたガスペリーニ監督は2016年にアタランタに就任。
時代遅れとされたマンマーク戦術が見事に嵌り、初年にはクラブ史上最高位となる4位にチームを導く等セリエAに旋風を巻き起こすと、2018-2019シーズンにはそれを塗りかえる3位に輝き、翌シーズンはチャンピオンズリーグでもベスト8に進出する等、その独特とも言える戦いぶりは欧州をも席巻しました。kichitan.hatenablog.com
しかしその立役者の一人であるアレハンドロ・ゴメスが監督との不和もありセビージャに移籍すると、ゴッリーニ、ゴセンス等主力が立て続けに移籍。更にパロミーノやサパタのパフォーマンスが落ちて来たことで、昨シーズンは8位に脱落。さらに今シーズンはフロイラー、イリチッチが退団、チームはサイクルの終わりを囁かれ、黄金期の終焉を感じさせました。
②見事な世代交代
しかしシーズンが始まると7勝3分で序盤の10試合を無敗で乗り切る等、チームは躍進します。
その立役者はコープマイネルス、昨シーズンAZから加入した選手はその得点能力を遺憾なく発揮しチームを牽引。トリノ戦では2つのPKはあったもののハットトリックを決め勝利の立役者となりやや元気の無かった攻撃陣の穴を埋める活躍を見せます。
そしてその活躍に触発されるように若手が躍動。ユース出身のスカルヴィーニがセンターバックの一角としてレギュラーに定着すると、ルックマンは中盤戦でゴールを量産。さらに今シーズン加入し先行投資の意味合いがあった19歳のホイルンドは年明けからゴールを量産し攻撃陣の軸に。
パフォーマンスが低下していたパロミーノ、ムリエル、サパタからレギュラーの座を奪い同時に見事な世代交代を行いました。
チームはナポリ、インテルにダブルを喰らう等まだまだ力不足感はあるものの、それでもチャンピオンズリーグ出場権を争っている状況で、さらにフロイラーの穴を見事に埋めたエデルソン、将来性溢れるルッジェーリ、オコリの存在もあり非常に楽しみな存在となっています。
③もはや彼抜きでは考えられない程
そして何より彼らを上手く融合させたガスペリーニ監督の手腕は特筆すべきで、もはや彼抜きでは考えられない程の時間をアタランタは過ごしています。
就任してから4度のチャンピオンズリーグ出場、そして3シーズン連続の3位と黄金期を作り上げさらに新たなサイクルを作り上げようとしており、またその独自とも言える攻撃サッカーを貫き勝利を積み重ねる彼の功績はアタランタ躍進の歴史そのものとなりつつあります。
33節終了時点で4位と勝ち点差2の5位とチャンピオンズリーグ出場権も十分視野に入っているアタランタ。来シーズン新たなサイクルで欧州最高峰の舞台で戦えるか、今後の戦いぶりにも注目です。
では
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