奈良クラブ感想まとめ第7節～第9節～昇格したてのクラブとしては偉業とも言える快進撃～【サッカー】

今回は今シーズンクラブ初のJ３昇格を決めた奈良クラブの戦いぶりの感想を書いていきます。

J3リーグ　5勝3分1敗　15得点6失点　勝ち点18　1位

フォーメーション＆結果

試合の流れ＆感想

ホーム初勝利を挙げたい奈良クラブは左ウイングに嫁阪を起用した守備4-4-1-1の4-3-3、対する盛岡は守備4-4-1-1の4-2-3-1を採用していました。

試合は盛岡がボールを保持し奈良がロングボールのセカンドボール狙い、そしてディフェンスラインの裏を狙いますが、盛岡に攻勢はかけられるもののセットプレーや効果的なショートカウンターを繰り出してチャンスを演出。それでも得点は奪えず前半を終えます。

後半奈良は攻勢に出て酒井、都並のシュート等嫁阪の突破からのクロスやショートカウンターを次々と繰り出し相手ゴールに迫っていきます。するとそのショートカウンターから都並がペナルティエリアに切り込みマイナスをクロスを上げると酒井が右足を振り抜き先制点を挙げます。

そしてトップにロングボールを当て猛攻を仕掛ける盛岡の攻撃を最後まで耐え抜き試合終了。奈良クラブがホーム初勝利を挙げることが出来ました。

フォーメーション＆結果

試合の流れ＆感想

鳥取は守備4-1-4-1を採用、対する奈良は守備4-4-1-1の4-3-3を採用していました。

試合は鳥取は縦に速い攻撃を行い、奈良はウイング二人をポジションチェンジしながら後ろから丁寧に繋ぐ攻撃をしていました。

それでも良さを出したのはやはり中盤のプレスからで、セカンドボールを拾い浅川にボールを渡すとそのままゴールにシュートを突き刺し先制点を挙げます。

同点に追いつきたい鳥取はサイド攻撃を中心に攻め込むも奈良の守備陣を崩しきれずシュートも岡田のセーブに阻まれそのまま前半を終えます。

後半も鳥取の攻勢が続くも奈良は連動した守備で攻撃を跳ね返すと、酒井の落としからのクロスに浅川がダイレクトで合わせ追加点を挙げます。

その後鳥取は退場者を出すもののセットプレーを中心にチャンスを作るものの、奈良の守備陣は集中力を切らさずそのまま試合終了。

チームは3連勝を果たすこととなりました。

フォーメーション＆結果

試合の流れ＆感想

奈良はトップに浅川を起用した守備4-4-1-1の4-3-3、対する宮崎は左肩上がりのビルドアップを行う4-4-2を採用していました。

試合はいきなり動き相手のクリアミスのこぼれ球を嫁阪が拾うと、混戦の中ゴールに入り1分もたたないうちに先制を果たします。さらに相手の意識が統一されていなかったのかライン間が間延びになっていた為ビルドアップも容易に行え、効果的なカウンターも仕掛ける事が出来た為に優勢になりチャンスを作り出します。

それでも裏に放り込まれたロングボールからチャンスを作られ直接フリーキックを与えるも岡田のセーブもあり凌ぐと、フリーキックのこぼれ球から嫁阪が正確なクロスを上げると伊勢が見事に押し込み追加点を挙げます。

しかし攻勢に出た宮崎に押し込まれる時間が続くものの、コンパクトな陣形を保ち続け決定機も岡田が見事なセーブを披露し、そのまま前半を終えます。

後半も押し込まれる時間が続くものの、ゴールキックからボールを保持した浅川のパスから西田が豪快に決め3点目を追加します。

その後宮崎はさらに攻勢を強めていくも奈良の守備ブロックが崩されることなくそのまま試合終了。見事4連勝を果たしました。

総評

ここに来て攻守共に噛み合い4連勝でなんと首位浮上。まだ9節ではあるものの昇格したてのクラブとしては偉業とも言える快進撃を繰り広げています。

その大きな要因はやはり守備力。コンパクトな守備ブロックを形成している為セカンドボールを拾いやすく、さらに連動した守備を行われている為効果的にカウンターを仕掛ける事が出来ています。

また攻撃時も山本、嫁阪のいる左サイドで作り中央、右で仕留める形が定着しており、ビルドアップも無理をして繋ごうとはしていないのでボールを駆っ触れてカウンターを喰らうリスクも減少。現状最適解とも言えるバランスを見出していると言えます。

ただ気になるのはやはり怪我人。決して選手層が厚いチームではなくこれから気温が大きな障害になってくるので、どこまで主力がいいコンディションになって臨めるかが重要になってきそうです。

首位にはなったものの勝ち点差は僅か。今後も良い試合を期待しています。

では

きちのうすめ雑記