今回はリヴァプール所属のトレント・アレクサンダー・アーノルド選手について書いていきたいと思います。
今回は改訂版です。プレースタイルの変化や役割の違いを中心に書いていきます。
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経歴
アーノルド選手は6歳からリヴァプールのユースに所属しており、2016年にリーグカップでトップチームデビュー。そして2017-18シーズンには主にチャンピオンズリーグで活躍を果たし、準々決勝でのマンチェスターシティ戦ではスカイスポーツ選出のMVPに選ばれる等躍進します。そして決勝のレアルマドリード戦では最年少先発出場者になる等飛躍の年となりました。
さらに翌シーズンにはロバートソンと共に史上初の両サイドバックでのプレミアリーグ二桁アシストを記録し、その後DFでのリーグアシスト記録を更新(12)。またチャンピオンズリーグ準決勝バルセロナ戦準決勝では咄嗟の判断が功を奏し大逆転劇の立役者の1人となりました。
その勢いは止まらず2019-2020シーズンには自身のリーグ記録を塗り替える13アシスト目を決める等30年ぶりの優勝に大きく貢献。
その後は6つの主要なトロフィーを獲得した史上最年少の選手となる等数々のトロフィー獲得の立役者となっており、今シーズンも不動のレギュラーとして活躍しています。
一方代表ではウォーカー、トリッピアー、リース・ジェームズ等強力なライバルの存在により定位置は掴めておらず、今後の奮闘が期待されています。
①長所より短所が目立つことに
アーノルド選手といえば世界最高峰とも言えるキック精度を生かしたクロス、フリーキック、そして局面を打開するロングフィードが最大の長所ではありましたが、今シーズンはチームが低調な出来で中盤のプレスがかからない状況が続きました。
そこで今までヘンダーソンやマティプ等のサポートもあって表面化していなかった守備の軽さが露呈。さらにセンセーショナルな抜かれ方や守備のミスも目立ってしまった為一気に批判の的に。
正直2019-2020シーズンまでは頑張りはみせていたものの翌シーズンからは集中力を欠く部分を頻繁に見せており、圧倒的な長所より短所が目立つ形になってしまっていました。
②本人が望む中央でのプレーを叶える形に
しかし先日行われたリーズ戦では元々内に絞る形の多かったアーノルド選手を完全にボランチとして振舞わせゲームメイクを託すと、チームは機能性の高い攻撃を見せ6-1の大勝。さらに続くノッティンガム戦でも一度は追いつかれる等辛勝であったものの、これまで見せられなかったビルドアップが整備されており今後に期待が持てる内容でした。
アーノルド選手自身もよりボールに絡む中央でのプレーを望んでいたとされ(近年のプレーを見ると結構露骨に出ていましたが。)、さらにゲームメイクの負担を減らし守備的な役割に集中できるファビーニョのパフォーマンスも向上。
課題の守備もカウンター時に自身の背後を守ってくれる選手がいる為、目立ちにくくなっているのもプラスでした。
選手側のメンタル面の安定、さらにチームの機能性が向上。遅かれながらもリヴァプールの最適解となりました。
③まだまだスタート地点に立ったばかり
しかし2試合をこなしただけ&BIG6等より強度の高いチーム相手には採用していないので正直これがアーノルド選手の良さを生かす起用法であると断言するのはまだ早いと思います。
またアーノルド選手もプレス耐性や判断力、ポジショニング等中盤で起用するには改善点が多くあり、彼の気持ちを度外視すれば高い位置に張ってクロスマシーンとなってくれる方が良さは出るとは思います。
しかし選手も一人の人間。特にクラブの将来を担う選手であれば気持ちを汲み優先してあげるのもマネジメントの一つなのかも知れませんね。
新しい役割に挑戦しているアーノルド選手。サポート体制も万全なので是非モノにして欲しいです。
では
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