今回は阪神タイガースvs巨人戦の感想を書いていきたいと思います。
阪神 1-7 巨人 ●西 1敗
阪神 2-1 巨人 ○岩崎 1勝
阪神 4-1 巨人 ○西純 1勝1敗
7勝 3敗 1分 33得点 30失点 1位
①完敗とも言える敗北
先発は西投手でしたが、初回エラーもあり1アウト3塁のピンチを迎えると梶谷選手にタイムリーを許し先制点を許します。
追いつきたい打線ですが巨人先発戸郷投手の前に沈黙。ストライクゾーンでどんどん勝負されアウトを重ねる省エネ投球を許してしまいます。それでも4回には森下選手と中野選手の中継プレーで見事にタッチアップのランナーを刺す等守備で盛り上げていきます。
しかし中々ランナーすら出せない状況が続くと、2アウト満塁のピンチを招くとオコエ選手にタイムリーを許し2点を追加されます。
その裏に1アウト1,3塁から中野選手が42イニングぶりのタイムリーを放つも、8回浜地投手が2本の本塁打で一挙4失点を喫しそのまま試合終了。
3番から7番まで1度も出塁出来ない等、完敗とも言える敗北となりました。
②全てを救うタイムリー
先発は村上投手。初回から飛ばす投球で3回までに4個の三振を奪う等素晴らしい立ち上がりを見せます。すると4回ノイジー選手の来日初ホームランが出て先制点を挙げます。
先制点をプレゼントされた村上投手はその後も安定した投球を披露すると、7回まで何とパーフェクトと、プロ初勝利&完全勝利も期待されました。
ただ岡田監督は5回から捉えられていた事&得点が僅か1で1発が出ると同点にされ勝利すら消える事を想定したのか8回に物議を醸す投手交代を行います。
しかしそれが裏目に出て、交代した石井投手が岡本選手に痛恨の1発を打たれ同点に。さらに追加点を挙げるべく代走をつぎ込んだ9回の1アウト1,3塁のチャンスも佐藤輝選手、島田選手が三振に倒れ逃し、暗雲が立ち込めます。
それでも岩崎投手がしっかりと9回を抑え10回を迎えると、四球とパスボールで1アウト3塁のチャンスから近本選手が値千金のタイムリーを放ち追加点を挙げると、その裏は佐藤輝選手がエラーなどで2アウト1,2塁のピンチを迎えるも湯浅投手がしっかり抑え試合終了。
完全試合が消え流れが悪い中、全てを救うタイムリーで何とか勝利した試合となりました。
③粘りの投球で連勝
先発は前回雨天ゴールド負けを喫した西純投手。初回打線は1アウト2塁のチャンスを作るも無得点に終わると、その裏1アウト2,3塁のピンチを迎えますが岡本、中田選手を打ち取って失点を許しません。
すると2回ノイジー選手が2試合連続となる本塁打を放ち先制点を挙げるも、その裏にノーアウト1,3塁のピンチを作ると門脇選手にタイムリーを打たれて同点に追い付かれます。しかし板山選手の好返球でブリンソン選手を刺殺し逆転を許さずにいると、4回にこの日初レギュラーとなった渡邊選手が移籍後初本塁打で追加点を挙げます。
更に5回1アウト2,3塁のチャンスから近本選手が犠牲フライで追加点を挙げると、中野選手の打席で横川投手が暴投。2点を追加して3点のリードを奪います。
西純投手は毎回ランナーを出すも粘りの投球で6回1失点で勝利投手の権利を持って降板。7回は岩貞投手が復帰後初の登板を無失点で乗り切ると、8回は石井投手、9回は湯浅投手が圧巻の三者三振で試合を締め括り連勝。カード勝ち越しを決めました。
総評
深刻な得点力不足となった中での連勝、特に2戦目、3戦目はいつ崩れてもおかしくない中での勝利と粘り強さが出た試合となりました。
その中で活躍したのは近本選手。主軸が厳しい状況の中勝ち越しタイムリーと貴重な追加点となる犠牲フライと申し分ない働き。2戦連発のノイジー選手と共に勝利の立役者となりました。そして遂にレギュラーを外れた佐藤輝選手の代わりに出場した渡邊選手がホームラン&攻守と活躍と見事に噛み合っています。
そして村上投手は7回完全試合と圧倒的な投球を披露。惜しくもプロ初勝利とはなりませんでしたが、次の投球も期待したいです。
厳しい中勝ち越しを決めたカード。しかし次は調子を取り戻しているDeNAで苦手ハマスタ。どのような戦いが出来るか注目です。
では
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