今回はトレードで阪神に入団することになった渡邉諒選手、高濱祐仁選手について書いていきます。
①直球破壊王子
まずは渡邉諒選手です。
2013年にドラフト1位で東海大学甲府高等学校から北海道日本ハムファイターズに入団。長き育成期間を経て2018年から頭角を現し始めると、2019年には2塁のレギュラーとして132試合に出場。11本塁打を記録し、自身初となる規定打席に到達する等飛躍の年とします。
そして翌年の2020年も正二塁手として117試合に出場。守備範囲の狭さ等課題も多く残るものの、打撃面ではストレートに対しての勝負強さを見せ、付けられた愛称は「直球破壊王子」。打率(.283)OPS(.725)でキャリアハイを記録し着実に実績を積み上げていきます。
しかし2021年打撃面で不振や怪我もあり出場機会を減らすと、2022年には守備面の課題を克服できず、他選手との競争に敗れ出場機会が更に激減。
そしてオフに阪神にトレードに出される事となります。
阪神では守備面の課題を克服し、「直球破壊王子」の名の通りの打撃面での活躍が期待されます。
②兄がかつて所属していた球団に
そして高濱祐仁選手です。
2014年にドラフト7位で横浜高等学校から北海道日本ハムファイターズに入団。2017年にはイースタンリーグで首位打者を獲得する等順調に成長していきますが、翌年からは不振に陥り、2019年オフには球団から支配下選手契約の解除を通告され育成選手契約を結ぶこととなります。
しかし2020年は好調を維持。7月8日には支配下選手登録を勝ち取り(球団初)、3シーズンぶりの公式戦出場を果たし飛躍のきっかけを掴みます。
すると翌年はコロナで離脱する時期もありながらも、中田選手が抜けた一塁手のレギュラーとして活躍。39試合連続無失点を続けていた平良海馬からサヨナラ二塁打を打つなど印象深いプレーもあり、107試合.262 8本 43打点を記録しました。
ただ昨シーズンは打撃不振に陥り中々1軍出場は叶わないでいると、特例2022で再昇格後も自身もコロナ陽性となり離脱。そのままシーズンが終了してしまいオフに阪神にトレードに出される事となり、兄(高濱卓也選手 2008-2011)がかつて所属していた球団に加入することになりました。
阪神では大山選手の代役、代打として原口選手・陽川選手と争いを繰り広げそうです。
③多く与えられるであろうチャンスをいかにモノにするか
チームの大きな弱点であった右打ちの内野手をトレードで獲得。
・ドラフトでは即戦力内野手を獲得していない
・FA補強には消極的
・二遊間の外国人の獲得は困難
ということで現役ドラフト、戦力外選手等もあるものの特筆した選手の獲得は無いと思われるので、来シーズンは彼らを加えた現有戦力の争いで行われそうです。
そんな中で岡田新監督は二遊間には守備を求める為、中野選手をセカンド、小幡選手をショートで起用するという案もありますが、共に決め手を欠くため、十分渡邊選手にもチャンスは訪れると思います。
そして高濱選手は右の代打枠での起用が濃厚です。現状原口選手・陽川選手がいるものの、今シーズンは大山選手のコロナ離脱により山本選手が任される事もあった意外に手薄なポジション。恐らく外国人選手は外野手中心になりそうなので、チャンスは確実に与えられると思います。
多く与えられるであろうチャンスをいかにモノにするか。両選手の活躍を期待しています。
では
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