※ネタバレ有り
今回はアニメBLEACHのストーリー「破面篇」のキャラ「バラガン・ルイゼンバーン」について書いていきます。
①豪胆かつ傲慢な「大帝」
十刃の一人で、階級は第2十刃(セグンダ・エスパーダ)。死の形は「老い」。
頭部に王冠状の飾りを付けた隻眼の老人ですが、自身を「虚圏の神」と評する豪胆かつ傲慢な「大帝」で、実際藍染が来るまでは多くの従属官を絶対的な上下関係で従え「虚圏の王」として虚達を纏めていた存在となっていました。(後に虚圏の黎明期から存在しており、覇権を巡り争っていた虚の最古参格であることが明かされます。)
「死神も人間も虚も破面もそれぞれの違いもいさかいも意思も自由も鳥獣も草木も月も星も太陽もすべて取るに足らぬこと この世界のなかでこの儂の力のみが唯一絶対 それ以外の事柄は、すべて等しく小さきこと 至上の力を持つこの儂の支配の元にあることこそがこの世界のあるべき姿なのだ」
その為藍染には虚夜宮(ラス・ノーチェス)を奪われ、虚圏の支配権を奪われたことから復讐の機会を伺っており、自身を第2十刃とは一度も名乗っていません。
またハリベルとは十刃以前から覇権争いをしており因縁があり、アーロニーロ敗北時には「ガキが」と吐き捨てる等、他の十刃に対しても見下した態度を取っており、関係は良好とは言えません。
②自らの強大な力で果てる
作中では空座町決戦にて登場し、藍染が炎の障壁で一時的に封じられてしまった際には指揮権を握り四方の支柱を破壊するように従属官に命令します。
しかし全員が倒されると、自ら戦場に赴き砕蜂、大前田希千代と交戦。帰号後には砕蜂の左腕を失わせ、更には切り札である砕蜂の卍解「雀蜂雷公鞭」すら退けるなど終始優勢に戦いを進めます。
また仮面の軍勢のハッチが加入した際に連携で至近距離から再度「雀蜂雷公鞭」をぶち込まれダメージを受けるものの生存しており激高し彼らを追い詰めるものの、ハッチに自身が老いの力で朽ちてしまわないよう体の表面に結界を張っていることに気付かれ、力に浸食された腕を自身の身体に転送され自らの強大な力で果てる事に。
死の間際、藍染に一矢報いようと斧を投げ付けるものの直後に朽ち果てて消滅。斧も藍染に届く前に崩壊して消滅していきました。
「儂は王 儂は神 永久に死なぬ 永劫貴様を狙い続けるのだ 藍染惣右介」
③あらゆる生物・物質・事象を朽ちさせる「老い」
帰刃は「髑髏大帝(アロガンテ)」で、解号は「朽ちろ」。
解放すると王冠と金の装飾と黒いマントを纏った骸骨という西洋の死神を思わせる姿になり、自らの「老い(セネスセンシア)」の力を完全に開放して相手を朽ちさせていきます。
「腐敗は我が友 夜は我が僕 鴉にこの身を啄ませながら 楡の館でお前を待つ」
また触れたものを急速に朽ちて崩壊させる息「死の息吹(レスピラ)」や、戦斧を振るい老いの力を発生させ、距離の離れた標的を切り裂き朽ちさせる「滅亡の斧(グラン・カイーダ)」を駆使して戦闘。
体術を得意とする砕蜂に対して絶対的な優位性を見せ、上記の弱点が晒されるまではチートじみた強さを誇っていました。
このように非常に強力な能力を持ちながらも明らかな慢心もあり敗れたバラガン。ハッチの言葉が響く最期となってしまいました。
「彼もまた 死を恐れ 老いを遠ざけんとする 一つの小さな命に過ぎなかったのです。」
では
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