※ネタバレ有り
今回はアニメBLEACHのストーリー「尸魂界篇」のキャラ「藍染惣右介」について書いていきます。
①隊長格の良心
護廷十三隊五番隊隊長で、柔和な笑顔を絶やさない優しい顔立ちと眼鏡が特徴の男性です。
性格はその雰囲気の通り穏やかな性格で、誰にでも分け隔てなく接する人柄から隊外問わず皆に慕われており、曲者揃いの隊長格の良心と見なされています。特に副隊長の雛森からはほとんど心酔しているといっていいほど信頼されています。
「僕が無礼を理由に追い返すと思うのかい?」
「日頃僕は、そんなに冷たく見えてるのかな」
ただ高い洞察力と柔軟性を持ち合わせ、ギンを怪しんだりルキアの処刑に唯一疑問を持つなど隊長としての能力は優秀で、実務能力も高いです。
「我々が岩壁の花を美しく思うのは
我々が岩壁に足を止めてしまうからだ
悚れ無き その花のように
空へと踏み出せずにいるからだ」
因みに書道の腕は一流で、霊術院の書道特別講師として行う授業は選択科目に関わらず廊下で講義を受ける生徒が出る程の人気を誇ります。
②事件の黒幕そのもの
作中ではルキアの処刑を巡る一連の騒動の最中、恋次に対し処刑への疑問符を投げかけますがその翌日何者かによって殺害されます。
「単刀直入に聞こうか。君の目から見て、彼女は死ぬべきか?」
そしてそのままよくあるように最初の犠牲者として物語から退場するかと思いきや、突然物語終盤で再び姿を見せると、雛森に優しい言葉を投げかけながら手に掛けます。
「ありがとう、雛森君。君を部下に持てて、本当によかった」
「ありがとう、雛森君、本当にありがとう…」
「さようなら」
実はこの事件の黒幕そのものであり、冷酷な性格を持つ野心家であることが判明。
自分の部下はおろか、全ての存在は自分の目的を果たすための捨て駒としか見ておらず、用済みならば切り捨てる非情な部分が多いです。また雛森を副隊長に選んだのも長年自身に仕えさせ「使える」と判断したからです(ある程度使えると考えた吉良はギンの部下に、そして厄介な恋次は他隊に移動させました)。
「憧れは、理解から最も遠い感情だよ」
また遥か昔から計画を練っていたらしく、一護たちの尸魂界侵入を利用して手始めに中央四十六室を皆殺しに。その後ルキアに隠れている崩玉を取り出す為、四十六室として処刑を命じます。
その後卍解した冬獅郎を一蹴すると、ルキアがいる処刑台に向かい、隊長格である一護、狛村等も一撃で撃破します。
「あまり強い言葉を使うなよ、弱く見えるぞ。」
崩玉を持ち去ることを果たすと、同じく寝返ったギンや東仙と共に瀞霊廷を離反。以後は虚圏を活動の拠点としています。
「…傲りが過ぎるぞ浮竹
最初から誰も 天に立ってなどいない
君も 僕も 神さえも
だがその耐え難い天の座の空白も終わる
これからは──
私が天に立つ」
③完全催眠
斬魄刀は「鏡花水月(きょうかすいげつ)」、解号は「砕けろ~」
他死神たちには流水系の斬魄刀で、霧と水流を操作し光を乱反射させ敵を撹乱、同士討ちさせる能力を持つと説明していますが、真の能力は始解する瞬間を一度でも見た相手の五感、霊感等を自由に支配し操れる「完全催眠」です。
その為積極的に始解を見せていた護廷十三隊の隊士相手には圧倒的な優位性を見せており、さらに素の霊圧や戦闘能力が圧倒的に高い為、死神で互角以上に戦える相手は皆無に近いです。
「鏡花水月の完全催眠は無欠。たとえ分かっていても逃れる術などありはしない」
ただその条件に当てはまらない死神が唯一おり、彼が後々藍染の誤算となっていくのでした。
では
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