今回はサッカー界で近年強豪と呼ばれたクラブが低迷している要因について書いていきたいと思います。
1回目は「ウェストハム」です。
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基本布陣
①大型補強を敢行するも
2020-2021シーズンは6位、そして昨シーズンは7位と躍進したウェストハムはオフにアゲルド(レンヌ)、ケーラー(パリSG)、エメルソン(チェルシー)、パケタ(リヨン)、スカマッカ(サッスオーロ)等、総額1億8200万€あまりを投じて大型補強を敢行。特にパケタはリヨンでのプレーぶりから崩しの中心として期待され、チャンピオンズリーグ出場権獲得に向けて確かな強化を図りました。
しかし開幕から攻守が噛み合わず昇格組のノッティンガムにシーズン初勝利を献上すると、その後は一度は盛り返すも泥沼の5連敗を記録。
カンファレンスリーグでは全勝を記録して無類の強さを見せるも、肝心のプレミアリーグでは降格圏に位置。今シーズンは下位の順位が集中しているのでジャンプアップはあるものの降格の可能性も十分にあり、昨シーズン終盤までチャンピオンズリーグ出場権を争ったチームらしからぬ低迷ぶりを見せています。
②慢性的な得点力不足
その大きな原因は慢性的な得点力不足。失点は昨シーズンと同水準ながら兎に角得点力不足に泣き、昨シーズン12ゴールを挙げたボーウェンは4得点、アントニオは3得点と数字を落とし、更に新戦力のパケタ、スカマッカは適応に戸惑い、1点を取れずに引き分けや勝ちを逃す試合が増える事となりました。
また多くの即戦力を与えられたモイーズ監督も引き出しの少なさを露呈。限られた戦力で戦い切るようは能力や哲学は持っているものの、ビルドアップや攻撃のバリエーションを増やすことには至らず迷走。結局はこれまで通りの戦いに戻し持ち直すもののユナイテッド時代からの課題を克服することは出来ませんでした。
③2つのコンペティションでの戦いの負担
また2つのコンペティションでの戦いの負担が大きく安定感を欠くことに。昨シーズンもヨーロッパリーグで準決勝進出まで躍進したチームは優勝を目指し挑むこととなりましたがカンファレンスリーグで躍進を果たす一方、リーグ戦では前述した理由もあり低迷。
アゲルド等負傷者が戻ってきたのは大きいですが、昨シーズンのように降格の心配をせずに欧州カップ戦と並行して戦える状況では無い為、「二兎を追う者は一兎をも得ず」状態にならないことを願います。
幸い選手の質や実績(残留圏を戦い抜くメンタリティ)はある為、カンファレンスリーグの戦い次第で早々に残留を決める事が出来でしょう。
2シーズンの「夢の時間」を経て再び残留争いに巻き込まれているウェストハム。第2グループに定着する為には避けられない道なので今後の戦いにも注目していきたいです。
では
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