アーセナルvsマンチェスターシティ～勝負所でしっかりと最高のパフォーマンスを見せる～【サッカー】

シティの方が1試合消化試合が少ないものの、勝ち点差3で迎えた首位攻防戦。2試合勝ちから離れているアーセナルがホームでどのような戦いを見せられるか注目です。

ということで先日行われたプレミアリーグ12節延期分、アーセナルvsマンチェスターシティの感想です。

両チームのスタメン＆結果

前半

アーセナルはジョルジーニョ、冨安をスタメンに起用した守備4-4-1-1の4-3-3、対するシティはベルナルド・シウバを偽サイドバック的に振舞わせた（攻撃時にはボランチで守備時には左サイドバック）守備4-4-1-1の4-3-3を採用していました。

試合は激しいプレスの応酬になるもののアーセナルが徐々にボールを保持する形になりますが、左サイドのマルティネッリの位置が低すぎて幅が取れず機能的な攻撃は右サイドに集中してしまい、中々シティゴールを脅かすことは出来ません。

すると冨安のバックパスをデ・ブライネが掻っ攫いループシュート。一瞬のスキを突いたシティが先制に成功します。

しかしアーセナルもエンケティアがエデルソンにペナルティエリアで倒されPKを奪取。サカが見事に決めて同点に追いつき、そのまま前半を終えます。

後半

後半流れは一気にシティに傾くこととなります。激しいプレスと多彩なビルドアップでアーセナルを翻弄すると、アカンジを投入しシウバを右ウイングに配置し更に攻勢を強めます。

すると敵陣でボールを奪いベルナウド・シウバからハーランド、ギュンドアンと繋ぎ、最後はグリーリッシュが流し込み待望の勝ち越し点を挙げます。

さらにトロサールを投入したアーセナルが流れを引き寄せられないでいると、ギュンドアンのスルーパスを受けたデ・ブライネの折り返しに合わせたハーランドがトドメの3点目を決めると、そのまま試合は終了。

シティがアウェーで大きな勝ち点3を獲得する事となりました。

総評

アーセナルは首位攻防戦ホームで敗戦。しかも内容的にも完敗と後に響きそうな敗戦となりました。これで直近3戦未勝利とかなり苦しい状況（決して内容は悪くはないですが）で、いかにこの状態から巻き返せるかが優勝に向けての正念場となりそうです。

それでもジョルジーニョは加入直後ながら卓越した判断力で好プレーを披露。対人ではハーランドをほぼ完封したサリバと共にチームの希望となりました。

対するシティはここに来て素晴らしいパフォーマンスを見せ会心の勝利。一気にギアを上げたと言えるでしょう。

特にデ・ブライネは1ゴール1アシストと圧倒的な存在感で試合を決め大暴れ。ハーランドとのホットラインも復活しており、再び対戦相手に理不尽さという恐怖を与える存在となってきそうです。

またルベン・ディアスも対人、組み立てと文句なしのパフォーマンスで勝利に貢献。やはり彼の復帰はチームにとって非常に大きなものになりそうです。

勝負所でしっかりと最高のパフォーマンスを見せるシティのしたたかさが光った試合。今後もプレミアリーグに目が離せません。

では

きちのうすめ雑記