今回は2024年阪神タイガーズのジェレミー・ビーズリー投手について書いていきたいと思います。
今シーズンの成績
14試合 8勝3敗 9QS 防御率2.47 WHIP1.00 76.2回 75三振 29四死球
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①キャンプで出遅れ2軍スタートに
昨シーズン途中に中継ぎから先発へ転向し、来日初勝利など印象的な活躍を見せたビーズリー投手ですが、今シーズンも先発調整ながらキャンプで右肩の不調を訴え途中で2軍調整に。
そのまま2軍で開幕を迎えるもその後は圧倒的な投球を見せ、2軍では29イニング無失点を記録する等虎視眈々とチャンスを伺っていきます。
そして伊藤将投手の不調により5月18日に1軍昇格を果たすと、同日に行われたヤクルト戦で5回無失点の好投を見せシーズン初勝利をマーク。出遅れを見事に取り返していきます。
②早々打たれない「魔球」が冴え
その後交流戦の西武戦で来日初となる完投勝利を果たし、以降は先発ローテーションの中心選手に。才木投手、大竹投手、村上投手、西投手と共に質の高い先発陣を形成していきます。
特に決め球である曲がりの大きいスライダー「スイーパー」は被打率、奪三振率ともに高水準の数字を記録。ストレート、カットボールを生かす「魔球」として猛威を振るい、7月、8月はほぼ無双状態に。
9月は変則日程の関係で中継ぎに回される等難しい時期となりましたが、最終的には14試合に登板して8勝を記録し、ポテンシャルを十分に示したシーズンとなりました。
③中途半端な起用は
そして12月3日にめでたく来季の契約を締結。メジャー復帰も囁かれる中来シーズンもチームの為に腕を振るってくれるのは心強い限りです。
そんな中注目なのはやはり来シーズンの起用法。在籍した2シーズン共に先発、中継ぎを行き来し、その度に難しい調整を余儀なくされたので、来シーズンはある程度起用法を絞っていきたい所です。
勿論期待されるのは先発ですが、伊藤将投手の復活、そしてドラフトで伊原投手が加入。現状、西、才木、大竹、村上投手が有力、そして髙橋遥投手も万全ならば当然食い込んでくることも予想されるので、いかに残り1~2枠の間に食い込んでいけるかが勝負になってくるでしょう。
その奪三振の多い投球内容やピッチングスタイルから、かつてチームの大黒柱であったメッセンジャー投手を彷彿とさせるビーズリー投手。来シーズンの投球も期待しています。
では
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