※ネタバレ有り
今回は「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」について書いていきたいと思います。
①長年の制作休止を経て
「機動戦士ガンダムSEED」は2002年にTBS系列で放映され、全50話で完結。その後反響の大きさにより2004年に続編「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」が同局で全50話で放映。終盤主人公が実質変更されたり、歌姫の神格化もあり賛否両論はあったものの、多くの人気を集めました。
そして2006年に一度は続編が発表されるものの、続報は無く長年が経過。その間に脚本家の両澤千晶さんがお亡くなりになられた事で製作は困難だと思われましたが、2021年に新プロジェクト「GUNDAM SEED PROJECT ignited」として再び発表され、プロジェクトが実質上の再始動。その後「機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2」最終話の放映直後に第一弾PVが公開され、2024年1月26日に劇場公開される事が発表。
そして満を持して公開されると瞬く間にファンの間で話題になり(特にアスラン、、、)、結果を見れば動員300万人、興行収入50億円を突破。そのヒットもあり今年11月1日には、本作の前日譚となる「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM ZERO」の制作決定が発表され、シリーズの人気がまだまだ健在であることが判ります。
②人間らしさを取り戻したキラ
本作で印象的だったのはSEED、DESTINY終盤の主人公であったキラが「人間臭さ」を取り戻していた事です。SEEDでは年相応の少年らしく思い悩む部分が多く出ていたキラですが、続編のDESTINYではラクスを守る騎士として振舞っていたものの、余り感情を表に出さず何処か達観視していた描写が多かったです。
その分シンやアスランが見事に感情丸出しでぶつかり合っており、ある意味バランスが取れていましたが、今作ではキラが悩み嫉妬し困惑しそして感情を爆発させる等、人間臭さ全開に。これこそ主人公とも言える立ち振る舞いを見せてくれていました。
反面アスランは今回前作のキラのポジションに収まり、ある意味壮絶なネタを提供する事に。シンは良い意味で変わっておらず、ルナマリアとのやり取りは物語の清涼剤となっていました。
③ファンの歓喜させる内容が満載
またシリーズのファン、そして従来のファンを歓喜させる内容が満載で、シリーズではイザークの愛機であるデュエルガンダムが亡き友人ニコルの愛機の名前を借り用意された「デュエルブリッツガンダム」の登場。またノイマンの神がかった操縦技術もあり「不沈艦」と評されたアークエンジェルの結末等、シリーズファンから喜ばれ感慨深くなる要素がちりばめられます。
またガンダムのファンに向けても、場面ではアスランによるキラの「修正シーン」(Zガンダムでカミーユがクワトロに対して行っています。)。そしてモビルスーツではあの「ジオン水泳部」の名機「ズゴック」、そしてもう少し早ければ戦況を変えられたと言われる高性能機「ゲルググ」の登場等数々のオマージュがちりばめられており、楽しめる要素は沢山あると言えます。
長年の休止期間を経てようやく登場、そして多くのファンを魅了させた今作。現在各サブスクでも見ることが出来るので興味がある方はどうぞ。
では
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