今回は主要欧州リーグの2021~2022シーズン総括を書いていきたいと思います。
4回目は「フランクフルト」です。
リーグ 勝ち点42 10勝 12分 12敗 45得点 49失点 11位
DFBポカール 1回戦敗退
ヨーロッパリーグ 優勝
基本布陣
①慢性的な得点力不足
前シーズン28得点を挙げチーム得点王になったアンドレ・シルバがライプツィヒに移籍。代わりにリーベルプレートからボレを獲得しますが献身性は高いものの前任者のような得点力は無く、急遽アタランタからラマースを獲得することに。それでも得点力不足は解消されず、昨シーズン終盤から陥っていた停滞感を新監督グラスナー監督は払拭することは出来ませんでした。
序盤からリーグ10戦で僅か1勝(6分3敗)と低迷(それでもその1勝はバイエルン相手です)、監督解任も噂されるものの、リーグ戦とは裏腹に好調であったヨーロッパリーグのオリンピアコス戦、終了間際のハウゲのゴールで劇的な逆転勝利を挙げるとリーグ戦もその後6勝1敗と持ち直し、前半戦を6位で折り変えず見事なジャンプアップを果たします。
苦労した前線の組み合わせもトップにボレ、鎌田、リンドストロムがシャドーに配置される配置に落ち着き、更にヨーロッパリーグでも無事グループリーグ突破。ドイツ杯での1回戦敗退の屈辱を払しょくする明るい材料があった前半戦でした。
②数々の記録を打ち立て42年ぶりの優勝
しかし年明から7戦で1勝とブレーキ、鎌田が怠慢守備で途中出場途中交代が行われる等不穏な空気に。その後残留を確かなものとし持ち直しますが、ラスト8試合は5分3敗と未勝利で終わり結果11位。リーグ戦は波が激しいものになりました。
ただ決勝トーナメントに進んだヨーロッパリーグでは躍進。強固な守備からのカウンターが見事嵌りリーガ好調だったベティスを撃破。準々決勝の大本命の優勝候補バルセロナ戦では巧みな守備組織で相手ゴールを封殺すると、ウイングバックと3トップが躍動し見事に撃破。準決勝のウエストハム戦ではアウェーの勝利が大きく影響し決勝に進むこととなります。
そして決勝では守護神トラップ、そして崩しの切り札コスティッチの活躍もありPK戦の末見事勝利。グループステージから決勝まで全ての試合で得点、大会を通して無敗と数々の記録を打ち立て、42年ぶりの優勝を果たしました。
③攻守両面の拡充
ヨーロッパリーグ優勝により来季チャンピオンズリーグに参戦することになりますが、リーグと並行するためには攻守両面の選手層の拡充は必須となっています。
既にザルツブルグからカメルーン代表のオングエネを獲得していますが、まだまだ補強は必要で、このまま参戦してしまうと身体的、肉体的にも負担が強い&好不調の激しいチーム状況から考えると残留争いに巻き込まれる可能性は高いかと思います。
ただチャンピオンズリーグという舞台はコスティッチ、鎌田、エンディガ等引き抜きを噂がある選手達を引き留めるには十分で、彼らの残留次第では昨シーズンのビジャレアルのような躍進も期待出来ます。
そして来シーズンで現役ラストシーズンになる長谷部。彼の熟練した技術をあと1シーズンしっかりと目に焼き付けていきたいです。
では
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