ドローの状況でホームカンプノウに乗り込んだバルセロナ。前回の対戦でも苦戦したフランクフルトの守備を崩せるかが注目です。
ということで先日行われたバルセロナvsフランクフルトの感想です。
両チームのスタメン&結果
前半
バルセロナは守備4-1-4-1の4-3-3、対するフランクフルトは守備5-2-3の3-4-3を採用していました。
試合はいきなり動きます。ペナルティエリア内でエリック・ガルシアがリンドストロムを倒してしまいPK。コスティッチが決めフランクフルトが先制します。
追いつきたいバルセロナですがフランクフルトの中央を消したうえで2シャドーが上手くインサイドハーフへのパスコースを消しており、攻撃が停滞。揺さぶってズレを作りたい所ですがビルドアップが苦手なアラウホ、ミンゲサの判断が悉く裏目に出て、デンべレは裏を狙えず常に2,3枚剥がさないといけない状態、そしてペドリが引き出す動きをしてもパスが渡らず右サイドは機能不全に。左サイドのコンビネーションで崩していきたい所ですが、フランクフルトは対応しやすい状況になっている為フィニッシュには至らず、逆にカウンターを喰らうことに。
そしてボレのスーパーミドルが決まりフランクフルトが2点のリードを奪ったまま前半を終えます。
後半
後半負傷のペドリに代えデ・ヨングを投入。低い位置でビルドアップをサポート&持ち運びをすることで右サイドにも流動性が出て、デンべレのクロスからチャンスを作り出していきます。そしてアダマ、デストを投入し打開を図っていきます。
しかし追加点を上げたのはまたしてもフランクフルト。スローインから鎌田がダイレクトでサイドにパスを流すとコスティッチが落ち着いて決め3点差。
ただ絶望的な状況の中ルーク、メンフィスを投入し3バックで攻め立てると、ブスケッツがゴール。そのゴールはオフサイドになるもののロスタイムにボレーを決め1点を挙げると猛攻を仕掛けていきます。しかしフランクフルトはクローザーで長谷部、チャンドラーを投入し試合を締めにかかり終了間際のPKの失点のみで抑えそのまま勝利。
フランクフルトがカンプノウでバルセロナを破る金星を挙げ、準決勝に進出しました。
総評
バルセロナは前半のビルドアップの機能不全が大きく響く形となりました。特にミンゲサの右サイドバックでの判断が拙く、デンべレは袋小路にハマる形になりました。
後半はデ・ヨングの個の判断で何とか持ち直したものの点差を覆すには至らず敗戦。ピケ、アウベスの不在が大きく響く形となりました。個人的にはデストの投入をもう少し早めればよかったとは思います。
そんな中でも際立っていたのはデンべレの存在。彼の突破のみがバルセロナの光明となっていました。
またこの日のカンプノウはチケットの転売などで3万人のフランクフルトサポーターが押し寄せチームを鼓舞。バルセロナはまたもや失態を犯すことになり、チームは着実に再建されている中、それを支える人たちの意識を変える必要はありそうです。
対するフランクフルトは前回と同様戦術と組織で見事な勝利。特に前半はバルセロナの攻撃を完封することに成功していました。そして鋭いカウンターからPK、スーパーミドルとセットプレー(スローイン)でのゴールとリーグでは見られないような決定力を見せ3得点を奪い完勝。
特にコスティッチ、クナウフは1戦目と同様スピード溢れる突破を披露。そして鎌田は守備もさることながらタメを作り変化を付けるパスを連発。崩しの切り札として機能しました。
そしてトゥーレは気迫あふれるプレーでデンべレを封殺。後半はやや後手を踏むものの前半の彼の働きは特筆に値しました。
確かな対策と巧みな守備戦術で優勝候補を破ったフランクフルト。準決勝はよく似たタイプのチームであるウエストハムで厳しい戦いになりそうですが、この勢いを持って戦いっていきたい所です。
では
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