今回は主要欧州クラブの2022-2023シーズン総括を書いていきたいと思います。
18回目は「マンチェスターユナイテッド」です。
リーグ 勝ち点75 23勝 6分 9敗 58得点 43失点 3位
FAカップ 準優勝
リーグカップ 優勝
ヨーロッパリーグ ベスト8
基本布陣
①「気持ち」を感じさせてくれたシーズン
前半戦はブレントフォード戦(0-4)、マンチェスターシティ戦(3-6)の大敗、更にロナウドが様々なトラブルを起こした末に退団と荒波に呑まれていたユナイテッドでしたが、守備陣の奮闘やラッシュフォードが絶好調で年末からの10試合で10ゴールと爆発。チームも年明けからチャンピオンリーグ出場権に位置する等、まずまず安定した成績を記録していきます。
さらにカラバオカップでは決勝でニューカッスルに勝利し1年目にしてタイトルを獲得するとFAカップ決勝にも進出。
ラッシュフォードの当たりが止まりエリクセンが怪我で離脱した際にはリーグ戦のリヴァプールに0-7の大敗、そしてヨーロッパリーグセビージャ戦ではミスが目立ち敗戦、そしてマンチェスターダービーとなったFAカップ決勝ではシティに敗北と印象的な敗戦は少なくなかったものの、全体を通して勝利への「気持ち」を感じさせてくれたシーズンとなり、新シーズンの戦いに希望が持てる内容となりました。
②チームに魂を与える存在
そんな中輝きを見せたのはカゼミーロとブルーノ・フェルナンデス。前者はリサンドロ・マルティネスと共に新加入ながらもプレー面でもメンタル面でもチームに魂を与える存在に。高い守備力に併せてカバーリング能力も強度の高いプレミアリーグでも十分通用し、セットプレーでも相変わらずの勝負強さを見せるなど攻守両面での活躍が目立ちました。
そして後者は昨シーズンまでの高い得点力は発揮出来なかったものの、好不調が激しく得点力不足に悩んだ攻撃陣の中でコンスタントにチャンスを演出。ややその態度に問題があると指摘されていますがチームで最も勝利に飢えており、さらにメンタル面でもチームの精神的支柱であることは確かで、来シーズンも中心選手として活躍してくれするでしょう。
③まずはオーナー交代が最優先
しかしチームはオフに買収問題がずれ込みチーム強化が停滞。
現状ではチェルシーのマウントは確保したものの、絶対的な存在のいないセンターフォワードや契約切れで正守護神のデ・ヘアの退団が決定したGKの後釜問題が出てきています。
守護神はオナナ(インテル)が有力候補となっていますが、ストライカーにはオシムヘンやケインの名は上がっているもののいずれも具体的に進んでいるとは言い難く、いずれも巨額の移籍金が発生することが想定され、最優先でオーナー交代を進めていきたい所です。(ストライカーに関しては中々市場に上がっていないのも苦しいです。)
しかしそこは欲深きグレイザーファミリーのこと、チーム強化などは関係なく金額を吊り上げ続ける可能性があり、最後の最後までその金に対しての執念深さにはほとほと呆れかえってしまいます。
オーナー問題で強化が大幅に遅れそうなユナイテッド。かつての姿を取り戻しつつあるだけにこんなドタバタ劇はこれ限りにして欲しいです。
では
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