今回は主要欧州リーグの2020~2021シーズン総括を書いていきたいと思います。
4回目は「フランクフルト」です。
リーグ 勝ち点60 16勝 12分 6敗 69得点 53失点 5位
カップ戦 2回戦敗退
主な布陣
①偉大なるキャプテンとストライカー
今シーズンはヒュッター監督3年目の集大成とも言えるシーズンとなりました。
当初は流動性の無さで勝ち点を取りこぼすことが多かったものの、1トップ+2シャドーの組み合わせで息を吹き返し、特にアンドレ・シウバはACミラン、セビージャでの鬱憤を晴らすかのようにコンスタントにゴールを記録。レバンドフスキに次ぐ28ゴールを挙げました。そしてライン間で決定的な仕事を連発した鎌田、サイドを見事制圧したコスティッチが組み合わさった攻撃は抜群の破壊力を誇りました。
一方守備陣は長谷部のリーダーシップが光りました。ボランチの一角をベースとして時には3バックの真ん中としてプレーする等、持ち前のユーティリティー性を発揮。その戦術眼と統率力で見事にチームを纏め上げました。
偉大なるキャプテンとストライカーの存在。ある衝撃的な発表が行われるまでチームはチャンピオンズリーグ出場権の位置に踏む留まる事が出来ていました。
②監督の退任と失速
2021年4月13日、ヒュッター監督退任&ボルシアMG監督就任。このショッキングなニュースはクラブに大きな動揺を走らせました。
僅か1ヶ月前に残留宣言をしていた指揮官のこの「背信行為」とも言える行為の影響はピッチ内でも起こり、以降のリーグ戦では2勝1分3敗と急失速。確実とも言えたチャンピオンズリーグ出場権もドルトムント、ヴォルクスブルグに追い抜かれまさかの5位フィニッシュとなりました。
選手達は一様に否定しているものの、早すぎる監督の退任発表が大きく影響したのは間違いないと思われます。
③新監督就任と選手の動向
現在クラブは大きな流れに飲みこまれています。
大きいのは主力の移籍問題でアンドレ・シウバ、鎌田、コスティッチには移籍の噂が絶えず、大幅な戦力ダウンは避けられません。アレ、ヨビッチ、レビッチを引き抜かれてもなお踏みとどまった2019-2020シーズンの再現が何度も繰り返される保証はなく、大きな不安要素ではあります。
ただ新指揮官のグラスナー監督は前所属のヴォルフスブルクでチャンピオンズリーグ出場権を獲得しており、インテンシティとトランジションを重視するサッカーはフランクフルトにも適していると思いますので、戦力の維持次第では新シーズンでも旋風を巻き起こす可能性は十分にあります。
新監督の元、新たなシーズンを迎えるフランクフルト。今後も注目のチームです。
では
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