きちのうすめ雑記

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鬼滅の刃 遊郭編 ~兄妹愛~【鬼滅の刃】

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※ネタバレ有り

 

今回はアニメ鬼滅の刃第2期「遊郭編」について書いていきます。 

 

①素晴らしい夜の描写

この遊郭編は夜の街が舞台となっており、そこで際立ったのはその描写です。

オープニングからド派手で煌びやかとなっており、華やかながら妖艶、そして欲望渦巻く遊郭を見事に表現しています。(天元のキャラも多分に影響されているのかもしれません。)

そして無限列車編でも見られたように炎の表現も素晴らしく、後半の怒涛の展開を際立たせています。特に炎の描写は感動を覚える程で、状況の緊迫感がより伝わる描写となっていました。

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1期もそうであったようにufotableの技術の高さがこれでもかと詰まっており、フジテレビ系列に放送局が変わって懸念された問題は描写面では無いと言えました。

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②兄妹愛

本編は主に兄妹愛が主なテーマであると個人的には思っています。

出生にも恵まれ互いや人を思いやることを教わり、それを当然のように行っていた炭治郎と禰豆子に対して、最悪とも言える環境で生まれ蔑まれながらも二人で寄り添い生き、他人を恨み偏屈な愛情を持ったまま鬼になった堕姫と妓夫太郎。

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どちらもお互いを想ってはいますが、対照的な道を進むことになった2組の兄妹。その信念のぶつかり合いは迫力抜群で見ごたえがあります。

ただ妓夫太郎達の過去は胸が締め付けられるものがありました。実際物語の舞台である大正時代は日露戦争の勝利で日本は工業国家になろうとしており、軍事産業を中心に所謂成金が増えていました。(今で言うIT系)その為貧富の格差がかなり酷かったようで、特に小作農の方は非常に厳しい暮らしを強いられていたようです。その為生活の為土地を売り払ったり娘を遊郭に売ったりする人も多数おり、少し経緯は違うものの妓夫太郎達のような生活をしていた人たちは多数いたと思われます。

歴史の授業などでは教えてくれない大正時代の実状。それを知る意味でも見る価値はあるかもしれません。

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③物語のスピード感

ただ不満点としては物語のスピード感にあります。今作は原作8~11巻に当たる話で、1期(1~6巻)の半分としては適切な話数となっています。

しかし殆どの話数が戦闘で占められており、さらに戦闘のスピード感を落とさない代わりに状況説明を極力省いており話自体は非常にコンパクトに仕上がっています。

ただそれを収めるには全11話は長過ぎで、引き伸ばす為に間が多くなっています。特に原作を読んでいる人からすればじれったく感じる部分も多く、物語自体のスピード感には欠けている部分は否めません。

枠が少ないとダイジェスト版になってしまい、多すぎると引き延ばしが目立ってしまう。元から枠(クール)を定めており、それに準じて振り分けなければいけない近年のアニメ制作の大変な所ですね。

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ただ作品自体は素晴らしい出来で、今後もこのクオリティを続けていって欲しいと思います。

 

では

 

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