※ネタバレ有り
今回は劇場版「鬼滅の刃」無限列車編について書いていきます。
①国内の映画記録を塗り替える大躍進
私は原作を全て読み流れを全て分かっている状況だったので、正直今すぐにでも見に行きたいというよりは落ち着いてから観に行こうとしたタイプでした。(新型コロナウイルスの心配もあったので)
しかしいざ始まってみると日々更新されていく興行収入に驚きを隠せませんでした。僅か2ヶ月あまりで300億円を突破、最終的には国内では400億円越え(国内での興行収入歴代1位)、海外では約517億円を記録し数々の国内の映画記録を塗り替える大躍進を果たしました。
正直何度も見に行った方(私の知り合いには6回見た人がいます)&入場者特典の存在もあり正当な評価では無いという声も多いですが、コロナ禍真っ最中で不安が渦巻いている人たちを夢中にして、世の中に明るい話題を振りまいた功績は計り知れないものがあります。
そんな中先日発売されたBlu-ray&DVDは早くも100万枚を突破。秋にはアニメ2期となる「遊郭編」がスタートする等まだまだ勢いは止まらないです。
②原作リスペクトの強さ
今作の良さは「原作リスペクト」が非常に強かったことにあると思います。どうしてもアニメ化になると原作にない展開や演出を入れてよりよく見せようとする傾向がありますが(その場合たいていが失敗に終わります。)、アニメ版でも極力抑えられており空前のブームを引き起こしていました。
さらに特筆すべきは劇場版でも迷走することなく原作をブラッシュアップすることを続けていることで、特に美しい景色や演出の描写は最初から鳥肌モノでした。
また登場人物の心情描写の演出、戦闘の迫力ある演出などもきめ細やかを感じ、原作を知っている人も(むしろ知っている人程)楽しめる作品となっています。
③特徴が際立つ登場人物
そして作中の登場人物も特徴が際立っており、印象的なキャラが多いです。
特にほぼ初出の煉獄杏寿郎に関してはアニメ版からの印象が大きく違うので、大きなインパクトを受けました。また無惨によってパワーアップした「魘夢」の狂気ぶり、戦闘狂「猗窩座」等鬼側のキャラも作品を盛り上げてくれています。
勿論炭治郎、禰󠄀豆子、善逸、伊之助のお馴染みのメンバーも要所要所で活躍を見せ、作品を彩っています。特に伊之助は那田蜘蛛山の悔しさを晴らすような活躍ぶりを見せており、見所の一つとなっています。
日本映画界を大きく揺るがせた今作品。秋から始まる「遊郭編」も非常に楽しみです。
では
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