今回はアンチェロッティ監督 5大リーグ制覇の軌跡について書いていきます。
3回目は「2012-2013 パリサンジェルマン」です。
主なフォーメーション
①途中就任もまさかの伏兵に
2010-11シーズンフェルナンド・トーレスのチーム組み込みに手間取り、結局無冠に終わったチェルシーを解任されたアンチェロッティ監督ですが、その手腕を高く買うクラブは多く、数々の就任の噂が立っていました。
そして2011年12月に世界で最も裕福なクラブの一つになったパリ・サンジェルマンの監督に途中就任。ネネやパストーレ、モッタやアレックス等大型補強をしたチームの舵取りを任されました。しかし戦術の取り込みに手間取ると、ガメイロが本領を発揮出来なかった前線の組み合わせに苦心します。
そこで躍動したのは伏兵モンペリエ。ジルーやベルアンダ、イルトン、ベディモ等を擁し団結力を押し出したチームは、個で殴り勝つしかないパリを突き放しそのまま優勝。歴史に残るシーズンの引き立て役として初年度を終えます。
②大型補強で好守の軸を獲得
しかしそのオフ、何が何でもリーグタイトルが欲しいフロントは大型補強を敢行。ターゲットはかつてアンチェロッティ監督が長期政権を築いたACミランでした。
当時のミランは2010-2011シーズンシーズンにはスクデットを獲得するも、急激な財政悪化、そして当時話題になっていたFFP(ファイナンシャル・フェアプレー規則)の導入で資金繰りと将来的な財政状況が厳しくなっていました。
そこに狙いを定めたパリは、イブラヒモビッチ、チアゴ・シウバという攻守の要を一挙引き抜きチームを軸を作ると、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったラベッシをナポリから、ペスカーラからヴェラッティ、アヤックスからファン・デル・ヴィール等を獲得し大幅にチーム力をアップさせます。
当初はまだチームが整備されておらずマルセイユやリヨンと激しい首位争いを繰り広げていましたが徐々にチームが成熟し始めると、ルーカス、ベッカムを加えた後半戦からは一気にギアを上げて首位を快走することになります。
またチャンピオンズリーグでも無難にグループリーグを突破。フランスカップ、リーグカップではどちらもPK戦で敗れる等取りこぼしも少なくはありませんでしたが、順調に歩みを進めていたとは言えます。
③圧倒的なリーグ優勝を果たすも不可解な退任
そしてチャンピオンズリーグ決勝トーナメントに入ると1回戦でバレンシアを撃破。1993-1994シーズン以来のベスト8に進出しますが、準々決勝の相手は強豪バルセロナ。ホームの1stレグは2-2の打ち合いで終わると、2ndレグはアンチェロッティ監督の守備対策が嵌り後半早々に得点を奪うものの、負傷で途中出場したメッシに試合を支配されペドロに同点ゴールを浴びアウェーゴールで敗北します。
しかしリーグではイブラヒモビッチが2位以下に10得点以上離す30ゴールをマークし得点王を獲得する等大活躍。
アンチェロッティ監督も所謂烏合の衆を纏め上げ、19年ぶりの優勝を果たし3か国目のリーグ優勝。優勝して当たり前と言われながらもその親分力と外交力を駆使し選手達に落ち着きをもたらしたのも非常に大きな功績になったと思います。
チェルシー時代と同様、周囲が慌ただしいクラブの中でも適切にチームを作り上げたアンチェロッティ監督。その評価を確固たるものとします。
では
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