今回は先日決められた決勝トーナメントの組み合わせについて書いていきたいと思います。
何と今回は手順ミスにより前代未聞の再抽選となっています。
主に注目カードについて書いていきます。
組み合わせはコチラ
スポルティング(ポルトガル)vsマンチェスターシティ(イングランド)
アトレティコマドリード(スペイン)vsマンチェスターユナイテッド(イングランド)
パリ・サンジェルマン(フランス)vsレアルマドリード(スペイン)
①守備組織とビルドアップの再構築
まずはアトレティコマドリードvsマンチェスターユナイテッドです。
アトレティコはとにかく守備組織とビルドアップの再構築が出来るかどうかに懸かっており、現状のビルドアップではユナイテッドが進めるハイプレスの餌食になり兼ねません。守備も散々マドリー時代に泣かされてきたロナウドを完全に止められるかというと難しく、このままではかなり厳しい戦いになってくるでしょう。
一方ユナイテッドは比較的やり易い組み合わせとなりました。ビルドアップが拙いアトレティコではラングニック監督が進めているハイプレスが嵌る可能性は高く、攻撃もショートカウンター中心なので決定機は多く生まれそうです。しかし気になるのはセンターバックで、今の状態のマグワイア、リンデロフでスアレス&グリーズマンを抑えられるかは怪しく、ヴァランの復帰が待たれます。
現状ではユナイテッドが一歩リードといった所でしょうか。
②守備的に振舞えるかが勝負
共にリーグ最多得点を記録しているチーム同士の対決ですが、打ち合いに持ち込むと破壊力に勝るリヴァプールに分があります。
インテルの勝ち筋はリヴァプールのサイド攻撃を何処まで止められるかです。アレクサンダー・アーノルド、ロバートソン、サラー、マネといったワールドクラスのサイドアタッカーを守備陣がどこまで抑えられるかが注目です。ただリヴァプールは5バックを苦手としており、守備をしっかり固めてからのカウンターは非常に効果があります。そしてコレア、ラウタロ・マルティネスは「個」でフィニッシュまで持ち込める能力を要しており、いかにインテルが守備的に振舞えるかが勝負です。
正直インテルの戦い方によっては五分に持ち込めるカードだと思います。
③どこまで自慢の「制圧力」が生かさせるか
最後はパリ・サンジェルマンvsレアルマドリードです。
共に豪華なタレントを要している両チームのキーポイントは、中盤にあると思います。パリはゲイエ、ワイナルドゥム、ヴェラッティ、そしてマドリーはモドリッチ、クロース、カゼミーロ、共に攻守に優れたワールドクラスの選手を要しており、中盤の攻防が非常に楽しみです。注目はパリのゲイエで、モドリッチやクロースに対してどこまで自慢の「制圧力」が生かさせるか楽しみです。
そしてエンバぺ、ヴィニシウスの若手ワールドクラスの競演。彼らの出来も勝負を大きく変えるでしょう。
それでもチームの完成度の差でマドリーの優位性は変わらないかと思います。
今後監督交代や冬の補強、怪我人具合で状況は大幅に変わるでしょうが、今の所はこんな感じの考察となってきます。
決勝トーナメント1回戦は来年の2/16。今から楽しみで仕方がありません。
因みに無効になった「幻のカード」はコチラです。
ビジャレアル(スペイン)vsマンチェスターシティ(イングランド)
ザルツブルグ(オーストリア)vsリヴァプール(イングランド)
パリ・サンジェルマン(フランス)vsマンチェスターユナイテッド(イングランド)
世界トップレベルの「矛」と「盾」を持つアトレティコvsバイエルン、そして打ち合いが期待出来たインテルvsアヤックス、そしてロナウドvsメッシ再びのパリvsユナイテッド。面白いカードが目白押しでした。
では
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