今回は先日発表された2021年のバロンドールについて書いていきます。
①自身の記録を塗り替える7度目の受賞
11月29日に「フランス・フットボール」によるバロンドールが2年ぶりに発表されました。発表前にはメッシ選手(パリサンジェルマン)レバンドフスキ選手(バイエルン)の一騎打ちとされましたが、デッドヒートを制したのはメッシ選手でした。
これでメッシ選手の受賞は7度目(2009、2010、2011、2012、2015、2019、2021)となり自身が持つ最多受賞記録を更新。2位にはレバンドフスキ選手、3位にはジョルジーニョ選手(チェルシー)が輝くこととなりました。
このメッシ選手のバロンドール受賞は数々の波乱を巻き起こしました。
レアルマドリードのクロース選手は「個人賞があるのなら、それは公平であるべきだ。そして僕の目には、今回は絶対にそうではないと映った。」とコメント。ブンデスリーガの最多得点記録を塗り替えた(41得点)レバンドフスキ選手の受賞を逃したことに疑問を投げかけると、元レアルマドリードのGKとして活躍したカシージャス氏は「このような個人賞を信じることが益々難しくなっている」とバロンドール含む個人賞そのものの信憑性の低下を主張しています。
ただメッシ選手の受賞に疑問符があると言えばそうではありません。
まず昨シーズンではバルセロナで30ゴールを挙げ5シーズン連続の得点王に輝きチームはコパ・デル・レイのタイトルを獲得。
更にオフに行われたコパ・アメリカでメッシ選手はチームの中心選手として大活躍。7試合で4得点5アシストと圧倒的な存在感を発揮し得点王&大会MVPを獲得しました。
自身初の代表タイトルの獲得、そしてクラブでは本人は不本意ながら「抜けてからわかるその偉大さ」がクローズアップされたのが投票者に大きなインパクトを与えたと思います。
③昨年中止されていなければ、、、
ただメッシのコメントや投票差(1位と2位の間は僅か33票でした。)を考えるとレバンドフスキ選手にも獲得に値する働きは十分に見せたと思います。
ブンデスリーガのシーズン最多得点記録の更新(29試合41得点)、ブンデスリーガ優勝を果たしました。しかし惜しむべくは連覇を狙ったチャンピオンズリーグで欠場。たらればを言うとキリが無いですが彼が万全であれば連覇は十分あり得たと思われます。
また2020年は新型コロナウイルス流行により確実視されていたバロンドール選出が中止されたのも惜しく、来年に期待したい所です。
そしてビッグタイトル(ユーロ、チャンピオンズリーグ)を勝ち取ったジョルジーニョ選手は3位に。その貢献度は非常に大きいものでしたが、ポジション的に不利であることや(目立った数字が出にくい)、ユーロ決勝のPK失敗等が響いた形となったと思われます。今年もチェルシーでハイパフォーマンスを見せていますが、W杯出場権を逃すと厳しいのでプレーオフ次第であると思われます。
毎年のように数々の論争を引き起こしているバロンドール。来年はW杯が直前に行われる為(恐らくは発表はずれ込むものであると思われます。)、その成績が直結すると予想されます。その称号は誰が獲得するのか、来年を楽しみにしています。
では
サッカースターズ FCバルセロナ 19-20 リオネル・メッシ フィギュア【サッカー/ミニチュアーズ/SOCCERSTARZ/MESSI】
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