今回は主要欧州リーグの2020~2021シーズン、躍進するクラブについて書いていきたいと思います。
4回目は「インテル」です。
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①フィットした要因はやはり
リーグ戦で最後に敗れたのは16節のサンプドリア戦で、そこから11試合無敗(9勝2分)と完全に勢いに乗っています。しかもローマ戦(2-2)ユベントス戦(2-0)ラツィオ戦(3-1)ACミラン戦(3-0)アタランタ戦(1-0)とスクデットを争うライバルと戦っての無敗なのでより価値が増しています。
その立役者の一人はエリクセンです。過去の記事でも書きましたが、前半戦彼はほぼ戦力外同然で、出場しても数分間で実力の半分も出せていなかった印象があります。またその為冬の移籍が有力視されていましたが、突如ハイパフォーマンスを見せ始めます。
きっかけになったのはコッパイタリア準々決勝のミラノダービーでのロスタイムの逆転FKであったと思っており、徐々にイタリアの生活やサッカーに適応してきた中で目に見える結果を挙げ、自信を持つことが出来たのではないかと考えています。
そこからエリクセンのパフォーマンスは劇的に良化しており、 アンカー起用から始まり、最近では相手によってビダルとインサイドハーフで併用され卓越したゲームメイクを見せています。
特にブロゾビッチとの連動性は非常に理にかなっており、所謂「ダブル司令塔」としてゲームを共に支配しています。
稀代のプレーメーカーの本領発揮はチーム躍進の大きな要因となっています。
②凄みを増したプレー
そして見逃せないのはバレッラ選手です。加入2年目となった今季はコンテ監督の戦術に見事にフィットし、推進力抜群で果敢なドリブル突破、精度が高く思い切りのいいシュートや飛び出し、積極的なプレッシングとあらゆる局面での活躍が目に付きます。
特にハードマークを跳ね返してのドリブルや切り替えの守備の強度などのフィジカル面の強化が目に付いており、より「凄みを増したプレー」を見せています。
今やインテルにはなくてはならない存在であり、彼の活躍が今後のスクデット争いを占うといっても過言ではないでしょう。
③久しぶりのミラノダービー
今シーズンのセリエAは久しぶりのスクデットの「ミラノダービー」が行われています。最後にミランとインテルが優勝争いをしたのは2010-2011シーズン(ミランが優勝、インテルは2位)と記憶していますが、実に10年ぶりになっています。
ヨーロッパを席巻したアンチェロッティ監督が率いたミランとセリエA5連覇&イタリア初の三冠を果たしたインテル。共にイタリア、ヨーロッパを牽引するチームでしたが、このシーズンを境に両チームは低迷。ユベントス、ナポリが躍進する中、欧州カップ出場権を得るので精一杯な状況になっていました。
共にピオリ監督、コンテ監督と優秀な監督を要し、魅力的なサッカーを見せているので2000年代を知っているファンからすれば嬉しい事この上ないでしょう。
コンテ監督の戦術が浸透し、圧倒的な安定感を誇っているインテル。今後のスクデット争いも楽しみです。
では
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