セルヒオ・アグエロ後編～プレミア記録を次々と更新～【特集】

今回は今シーズン限りのマンチェスターシティ退団が決まったセルヒオ・アグエロ選手について書いていきたいと思います。

1回では書ききれない為、3回に分けていきます。

3回目はマンチェスターシティ（2012～現在）時代です。

f:id:kichitan:20210412114242j:plain — Getty Images

１，２回目はコチラ↓↓

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①ライバルの加入と指揮官との関係

シティで劇的な活躍を見せたアグエロ選手ですが、その後もエースとして攻撃陣の中心となります。直後2シーズンは怪我に泣きゴール数は減りますが、2013-2014シーズンはペジェグリーニ監督の元2度目のリーグ優勝を果たします。

そして2014-2015シーズンにはリーグで26得点を挙げプレミアリーグ得点王に輝きます。その頃は良きパートナーとなっていたジェコのプレー時間が少なくなってきたことで、ドリブルでの単独突破が減った一方DFラインとの駆け引きが増え、よりセンターフォワードとしての動きが洗練されていきました。

ただ迎えた2016-2017シーズンに大きな変化と出会いが訪れます。

グアルディオラ監督就任。稀代の名将の就任はクラブの未来を明るくしたと大体的に報道されましたが、同時にある懸念がありました。「エゴの強いストライカー」との衝突、かつてバルセロナでエトー、イブラヒモビッチと対立した監督は「絶対的エース」アグエロ選手との関係性が心配されました。

また「強大なライバルの存在」も彼を更に追い込みました。ガブリエル・ジェズス、2017年冬に加入したブラジルの若きストライカーは、そのオフザボールの質の良さで瞬く間にチームにフィットしゴールを量産。アグエロ選手は20ゴールを挙げるもその立場が危うくなっていきます。

②プレミア記録を次々と更新

しかし2017-2018シーズンはグアルディオラ監督の元戦術が完璧に機能し、デ・ブライネ、ストーンズ、スターリング、新加入のエデルソン、ウォーカーを加えたシティは序盤から勝ち点を積み重ね次々とリーグ記録を塗り替えていきます。

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アグエロ選手も例に漏れず、ヨーロッパ圏外選手のプレミアリーグ最多得点記録を更新（124得点）、クラブ通算得点記録を更新（178得点）しシティの歴史的優勝に大きく貢献すると、2018年にはマンチェスターシティで200ゴールを達成、2020年にはプレミア通算ハットトリック回数を12とし最多記録を更新します。

更に2020年にはプレミアリーグ月間最優秀選手賞を受賞し、最多受賞（6回）を更新します。そして2020-2021シーズン終了後にシティを退団することを公表します。

今シーズンは怪我もあってコンディションが上がっていませんが、チームの4冠に向けて重要な戦力になりつつあります。

③不完全燃焼

代表でもクラブと同様、中心的な役割を果たすこととなります。しかし満を持した2014年W杯ではグループリーグで負傷してしまいます。準決勝のオランダ戦では途中出場したものの、決勝では後半からの途中出場と不完全燃焼に終わります。

しかし翌年のコパ・アメリカではエースとして活躍し3得点を挙げます。しかしチームはチリに敗れ準優勝になりまたもや優勝を逃します。その翌年にあったコパ・アメリカ・センテナリオではイグアインにレギュラーを奪われ、終始ベンチに座ることになってしまいます。

2018年のW杯もグループリーグでの躓きの責任を取られる形で3戦目からはレギュラーを剥奪されます。（チームはベスト16で敗退）

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しかし翌年2019年のコパ・アメリカでは再びレギュラーに返り咲き、存在感を見せています。

シティで伝説的な活躍を見せたアグエロ選手。次の新天地はどこになるのか、注目です。

では