今回はワールドカップ予選ヒストリーを書いていきたいと思います。
12回目は「2018年 アルゼンチン代表 」です。
主な選手&布陣
①遠いタイトル獲得
2014年W杯の準優勝で、当時のアルゼンチン代表は「タイトル獲得」を大きく期待されました。
しかしマルティーノ監督が就任した翌年のコパ・アメリカでは2大会ぶりの決勝に進むもののチリに敗北。更に翌年のコパ・アメリカ・センテナリオ(コパ・アメリカの100周年記念特別大会)でも決勝進出を果たしますが再びチリに敗北します。3年連続の国際大会の決勝を果たすも(これだけでも十分快挙ですが)全て敗北したことはチームに大きなダメージを与えました。
更にコパ・アメリカ・センテナリオ決勝前に主将であったメッシが、自国のサッカー協会の職務怠慢を批判し、主力選手が代表引退を示唆する等混乱に陥りました。結局このい大会限りでマルティーノ監督は辞任し、その翌日サッカー協会のセグーラ会長も辞任し一からのスタートとなります。
②悩める代表を救う存在
後任はサン・ロレンソでコパ・リベルタドーレス優勝に導いたバウサ監督が就任しますが、パラグアイ、ブラジルに連敗を喰らう(しかもブラジル戦では0-3の完敗でした)など不安定な戦いを繰り返すと、ボリビアに敗れ5位に転落し予選敗退の危機に陥るとそのまま解任されてしまいます。
そして予選の最後4試合というアルゼンチン代表の命運を任せられたのは、かつてコパ・アメリカでアルゼンチン代表を倒しチリ代表を優勝に導いたサンパオリ監督でした。
直前に所属していたセビージャでも超とも言える攻撃サッカーを貫き(実質2バックにしていた試合もありました。)結果を残し、尚且つアルゼンチン代表監督就任に意欲的であり、悩める代表を救う存在として迎え入れられました。
③選手「任せ」の采配
しかし彼の手腕をもってしてもチームは予選で苦しみます。就任してからのウルグアイ、ペルー、ベネズエラ戦でいずれも痛恨のドローを喫しプレーオフ圏外の6位まで順位を落とし絶体絶命の危機に陥ります。
そんな中母国を救ったのはエースでした。最終戦のエクアドル戦、アルゼンチンは早々に先制を許しますが、メッシが立て続けをゴールを挙げ逆転すると、後半にも追加点を挙げハットトリックを挙げ試合に勝利します。そして出場権のライバルであったチリ、コロンビア、ペルーが躓いたことでアルゼンチン代表は辛くも本大会出場を果たすことになります。
しかしメッシに過度に依存する戦術や、そのメッシに人選すら伺うとされるその「選手「任せ」の采配」は予選での不安定さも相まって、迎える本選で噴出することになります。
では
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