今回は主要欧州リーグの2020~2021シーズン、前半戦振り返りと冬の移籍情報について書いていきたいと思います。
2回目は「バイエルン」です。
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①安定感抜群の出来
ブンデスリーガでは11試合終了時で2位、チャンピオンズリーグもグループリーグを首位突破するなどここまで順当な成果を挙げています。リーグでは初戦にシャルケに8-0と圧勝するもその後ホッフェンハイムに1-4の大敗。危機が囁かれるもののチャンピオンズリーグではアトレティコに4-0の圧勝、ドルトムントにも競り勝ちその後は安定感抜群の出来でシーズンを過ごしています。
ややセットプレー時の守備に弱みは見せるものの攻撃陣は強力そのもので、レバンドフスキ、ミュラー、ニャブリ、コマンのカルテットは凄まじく、リーグで断トツの得点数を誇っています。今夏加入したサネがまだ本領を発揮しているとは言い難いですが、彼がフィットすると手が付けられなくなるでしょう。
レバークーゼンが好調なのは気がかりな所ですが今後も総崩れするとは考えにくく、3冠も視野に入るレベルにあります。
②アラバの契約問題
しかし懸念材料もあります。まずチームの生え抜きであり、中心選手であるアラバの契約問題です。契約期間が来夏に迫っており、クラブ側は新契約締結に向けて動いてはいますが未だ契約には至っていません。一説ではエースのレバンドフスキ並みの週給を求めているという報道があり、クラブがどこまで粘れるかが勝負になってくるでしょう。
もし破談となってしまった場合、冬の移籍市場で他チームに移籍する可能性があり去就が注目される選手です。レアルマドリード、パリSG、チェルシーなどが噂に上がっています。
勿論チームにとっては重要な選手であることは間違いなく、様々なポジションで複数の役割をこなせる「ポリバレント」なプレーヤーで、戦術の軸となる選手です。また持ち前の明るさからロッカールームの盛り上げ役で、精神的な意味でも大きな役割を持っているので何としてでも流出は避けたい所です。
③急浮上したビッグネーム
冬の移籍市場では前述したアラバの去就次第で動きが変わってきます。残留ならば補強する必要性は現時点では皆無なので、来シーズンに向けた動き(バイエルンは前倒しの移籍が非常に多くて有名です)に専念することが出来ます。
しかし移籍となるとそれ相応の代役が必要になってきます。まず浮上しているのはライプツィヒのウパメカノ、最近の目玉選手ですがリヴァプール編でも書いた通り移籍は困難を極めます。
そして急浮上しているのはバルセロナのフレンキー・デ・ヨングです。バルセロナが財政再建の埋め合わせとして放出を検討しているとの話はありますが、クーマン監督の戦術の軸でありクラブの未来を担う選手なのでチーム側が移籍を認めるのはあり得ないと思います。
ただバイエルンの状況と資金力を考えると、電撃移籍もあるだけに注目したい所です。
どちらにしてもアラバの去就次第で今後の方針が変わってきそうです。
では