今回は主要欧州リーグの2021~2022シーズン、前半戦振り返りと冬の移籍情報について書いていきたいと思います。
4回目は「バイエルン」です。
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基本フォーメーション
①リスキーな守備と圧倒的な攻撃力
今シーズンバイエルンはオフにライプツィヒのナーゲルスマン監督、そして主力選手(ザビツァー、ウパメカノ)の引き抜きを行い新たなサイクルに入りました。
そして1試合平均3得点以上を誇る圧倒的な攻撃力を武器に、ライプツィヒ戦(4-1)、レバークーゼン戦(5-1)ドルトムント戦(3-2)等、次々と迫りくるライバルを一蹴。
特にレバンドフスキ選手は2021年のリーガ年間ゴール記録(それまでの記録は1972年のゲルト・ミュラー氏の42)を更新する43ゴール目をマーク。今シーズンもこれまで得点ランキングトップの19ゴール(17試合)を記録、無得点試合も僅か4試合と、もはや止められない選手となっています。
ただ不安なのはアラバが抜けた(レアルマドリードへ)守備陣で、簡単に裏を取られたりビルドアップのミスでピンチを招く場面がありました。ドイツ杯のボルシアMGでの大敗(0-5)は正にそれを象徴する試合で、守備の不安により行っているであろうハイプレスを躱されたり、同サイド圧縮の守備によりビルドアップが詰まり危険な位置でカウンターを食らい失点を重ね続けされました。
「ハマれば威力抜群」のリスキーなハイプレスをどこまで機能させられるかが、チームの出来を左右すると思われます。
②復活した「10番」
そんな中、正に「復活」の活躍を見せているのはサネです。「10番」を背負い多大な期待を寄せられた昨シーズンは怪我や不調に悩まされていましたが、今シーズンはナーゲルスマン監督の信頼と期待を受け、その才能を開花させつつあります。
特にハーフスペースの動き、そしてプレスの強度が大幅に増し、より総合力の高いアタッカーとなりつつあり、コマン、ミュラー、ニャブリと共に2列目の強力ユニット構築に大きく貢献しています。
また度重なる怪我でバイエルン加入後から満足なパフォーマンスを見せられず、今シーズンも家庭の問題もあったリュカも安定したパフォーマンスを披露。新加入のウパメカノを的確にサポートしています。
③「適正価格」に至った時にのみ獲得
現状を考えると冬の移籍市場で選手を獲得することは考えにくいです。不安だった守備陣もリュカの復調とサールに使える目途が立ってきたことで補強は見送られると考えられ、ゴレツカ、キミッヒが抜けた中盤はムシエラ、ロカが埋め合わせをする等チーム力を維持しています。そして何より選手の特性を見抜き運用できるナーゲルスマン監督の存在が、チームを少数精鋭でも回せる要因になっています。
それでも仮に獲得となれば、獲得の価格が安くなりそうで長年チームの根幹を担うビッグネームになりそうです。リュディガー(チェルシー)やフレンキー・デ・ヨング(バルセロナ)が今の所候補になっていますが優先順位はあまり高くなく、あくまでクラブが考える「適正価格」に至った時にのみ獲得といった所でしょう。
圧倒的な破壊力を武器にリーグ、チャンピオンリーグを突き進むバイエルン。今の「諸刃の刃」状態の戦いのどこにバランスを落とし込めるか、欧州レベルで戦うにおいて必要な課題にどうナーゲルスマン監督が取り組むか楽しみです。
では
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