今回は主要欧州リーグの2021~2022シーズン注目のチームについて書いていきたいと思います。
第5回目は「バイエルン」です。
主な加入選手
オマー・リチャーズ(←レディング)
ウパメカノ(←ライプツィヒ)
ザビツァー(←ライプツィヒ)
主な放出選手
アラバ(→レアルマドリード)
ボアテング(→リヨン)
予想フォーメーション
①ナーゲルスマン監督就任
昨シーズンはフリック監督の元、9連覇を果たしたバイエルンですがその監督がサリハミジッチSDとのチーム強化の対立により退団(ドイツ代表監督に)。後任に若くしてライプツィヒで欧州カップを席巻し就任を熱望されていたナーゲルスマン監督が就きました。戦術の引き出しが多く修正力が高いものの、自身に依存する部分が多かったライプツィヒ時代と違い、バイエルンは個の技術はともかく判断力も非常に高いレベルの集団であり戦術面の浸透はそれほど時間はかからないと思いますが、反面メガクラブならではのマネジメントの難しさもあり特に偉大なOB陣が君臨する上層部とのやり取りは非常に難しいものとなります。
ナーゲルスマン監督にとって今シーズンは違う意味でのマネジメント力が試されると思われます。
②手堅い補強戦略
そんな中クラブは待遇面で揉めていたアラバが退団し、ボアテングとの契約を更新しない事を決めました。
代わりに獲得したのは同じドイツ国内のライバルでありナーゲルスマン監督の指揮の元活躍したキーマンであるライプツィヒのウパメカノ、ザビツァーで、相変わらずえぐいやり方ですが(過去にはレバークーゼン、ドルトムント等が中心選手を引き抜かれています。)、積み重ねた資金力とブランド力が抜けているバイエルンならではのやり方であると思います。ただブンデスリーガで実績を持っている選手&監督のやり方に慣れている選手の獲得は手堅い補強戦略とも言えます。
③戦術の落とし込みと選手層の薄さ
ただ就任1年目なので戦術の落とし込みがまだ完全とは言わず、特に守備面での不安定さが垣間見れました。しかしハマった時の爆発力は凄まじく、直近のヘルタ戦では5ゴールを挙げ大勝し、今シーズンもリーグ優勝の最右翼に推せます。
ただ昨シーズン同様選手層の薄さは気になる所です。複数ポジションをこなせるザビツァーが加わりむしろ層が厚くなった中盤から前線に比べ心もとないのは守備陣。シーズン開幕前に右サイドバックのパヴァールが負傷。現在は下部組織出身のスタニシッチと19歳のタンギ・ニアンズが起用されており若手選手にとっては大きなチャンスになっていますが、まだまだ未知数な部分があり、昨シーズン力不足を露呈してしまったサールも含めパヴァール復帰までに満足なパフォーマンスを見せられるか注目です。また左サイドもリュカが手術で離脱、オマー・リチャーズも獲得したものの未知数とアルフォンソ・デイビス頼みな部分は否めません。
不調に喘いでいるザネのパフォーマンスも気になりいかに序盤戦を乗り切るかが勝負になるでしょう。幸いチャンピオンズリーグの組み合わせも比較的容易なグループに組み込まれており、試行錯誤しながらの戦いも出来そうです。
戦術の浸透と守備陣の選手層の厚みをもたらせるか、バイエルンの3冠奪取のキーポイントはここになりそうです。
では
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