きちのうすめ雑記

きちが好きなことについてうすく書いていきます。

サッカー界の特権階級~お釣りがくる得点力~【サッカー】

今回は最近ニュースになった「メッシ&ロナウド守備しない問題」について書いていきたいと思います。

 

f:id:kichitan:20201109131927j:plain

Getty Images

①お釣りがくる得点力

そもそも両選手が守備をしないのは以前からよく言われてきたことです。

メッシ選手は元々守備に熱心な選手ではないですが、2013年ぐらいから顕著になってきた印象です。スアレスと共にピッチ上を彷徨い、ネイマールが守備に奔走しているのが記憶に残っています。その後も守備には熱心ではなく、代表でもクラブでも彼の「走らなさ」は度々議論になっています。特にバルセロナでは「いかに他8人でカバーするのか」問題が常に付きまとっていました。 

kichitan.hatenablog.com

 

一方ロナウド選手もレアルマドリード時代から守備意識の希薄さがありました。ポルトガル代表でもその傾向はあります。

kichitan.hatenablog.com

 

しかしその分二人に共通しているのは爆発的な得点力があることです。彼らを前残しにしてカウンターの起点にしフィニッシュワークに専念させることで、十分お釣りがきます。年間40ゴール以上が期待出来る世界有数のストライカーを守備に奔走させて疲れさせる。今までの監督はそのリスクを天秤にかけて彼らに「特権」を与えています。

その結果は明らかで、両者とも数々のタイトルを勝ち取り、その存在を示し続けています。逆に得点を取らない=チームに貢献していないと見られるので、度々批判の対象になります。現在のメッシ選手が今まさにその状況です。しかし次の試合で2ゴール、しかも一つは流れの中で決めています。その技術とメンタリティは異次元であるとしか言いようがありません。

 

②「特権」を与えられた選手

ヨーロッパには他にもその「特権」を与えられた選手がいます。

まずはACミランイブラヒモビッチ選手。彼のキープ力、フィジカルとボールコントロール、そして得点力は他に類を見ず、守備をある程度免除して前線に残しておいて損の無い選手です。また加齢による運動量の低下もあります。またその分他の選手の彼を「生かそう」とする意識は非常に高く、守備に奔走する為「王」の名に恥じない存在感を放っています。 

kichitan.hatenablog.com

 

そしてアトレティコスアレス選手です。今シーズン「守備のスペシャリスト」シメオネ監督率いるチームに移ってきたわけですが、その彼さえも守備をある程度免除させる「理不尽な」決定力を発揮しています。

kichitan.hatenablog.com

 

しかし現代サッカーにおいてこのタイプの選手は極少数で、攻守のバランスを著しく欠く要因になります。そんなタイプを二人要していたバルセロナがいかに攻守のバランスを取るのに苦労していたかがわかります。

 

ニュータイプの出現

反面「全員守備、全員攻撃」が徹底された現代サッカーにおいてハイブリッド型の「ニュータイプ」が出現しつつあります。

バイエルンレバンドフスキトッテナムのケイン等の選手です。彼らは「しっかり守備をした上で得点を決める選手」で、現代サッカーに適応した上で違いを作れる選手です。またリヴァプールのフィルミーノのような「守備で違いを作れる」選手の台頭もあり、新しい「FW像」が出来つつあります。

kichitan.hatenablog.com

 

そんなニュータイプのFWが続々出現している今、特権階級を与えられた選手は「得点」を挙げ続けることで抗っています。

その状況を見て今後どのようなFW像が確立されるのかを考えるのも、サッカーの楽しみ方の一つだと思います。

 

では